「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシア兵の受難?<2023・3・16ウクライナ紛争>

2023-04-07 17:34:23 | ウクライナ紛争
 
ロシアは、押し込み強盗殺人をやっているのだから、仕方ないと言えば、仕方ないですが・

ロシア軍は、ロシア兵を殺すような戦術が多いです。
ロシア軍の指揮官は、兵士の命などまるで気にしていないようです。上から命令が来れば・
はい!突撃!

弾があろうとなかろうと、気にせず命令を出します。
無茶苦茶な命令を出して、かなりの規模の機甲部隊と機械化部隊を壊滅させたのは、知っているだけで2例あります。
去年、ドネツク州で渡河作戦を実行しました。
ところがウクライナ軍がそれを待ち受けていて、仮設の橋をかけて進撃しようとすると、砲弾の雨が降ってきて1回目、全滅。2回目、同じ。3回目、同じ。
4回目は、部隊が指揮官に抵抗して行われませんでした。
この3回の攻撃でロシア軍が喪失した戦車や歩兵戦闘車などの装甲戦闘車両は、膨大な数になります。多分、この戦争のワースト3の1つです。

大隊規模(500人強)の部隊を全滅させることも珍しくありません。これも、何例か知っています。一番ひどかったのが、前線で大隊に塹壕堀を命じてそこにウクライナの砲兵部隊が集中砲撃して、この時は本当に生き残ったのは少数だったようです。

最近の例
【悲惨動画3選】素人ロシア兵の死にざま──とうとう長い棒1本で前線へ<他>
2023年3月15日(水)19時07分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/post-101107.php

棒しか持っていなかった兵士の写真が掲載されました。
匍匐後進の最中のようですから、怪我をして杖代わりに持っていたのかもしれません。

2例目が、装甲車両の開いたハッチから手りゅう弾を投げ込んで、中で爆発させたのもありました。中にいた人員は全員爆死です。真上から落としたというのが、名人芸です。上手いこと放り投げたのでしょうね。

3例目は、戦車のやはり開いたハッチの中に自爆ドローンを、落としました。そのドローン操縦の腕に称賛の声が上がっていました。このケースも搭乗員は全員、爆死です。

どうして、戦車や歩兵戦闘車の上部ハッチが開いているかと言うと、中に熱がこもるからです。だから、戦闘の時以外は、大体開けています。普通は、そこに人が立って周囲を見張っています。それを、怠ったために2例目と3例目が起きました。戦場では、一瞬の油断も命取りになると言うことです。

やはり、重兵器は不足しているようです。
そして、ロシア軍特有の補給任務の怠慢から、銃弾不足になってしまう部隊も結構出てくるようです。

ロシアの予備役は「シャベル」で戦闘、弾薬不足で「接近戦」か=英国防省報告
2023年3月6日
https://www.bbc.com/japanese/64859363

予備の弾倉など4~5個しか持っていけないでしょう。
30×5個なら、150発しか弾丸がありません。
後はないからシャベルで戦うんだろうという、イギリス式ブラックジョークです。
さすがに、弾がなくなれば逃げると思います。

記事によると・・
「ウクライナ国防省は14日、ロシア軍の総死亡者数は16万540人となったと発表した。」

西側の推計よりは、かなり多いです。しかし推計は外から適当に推測したものです。ウクライナ軍の場合は、実際に戦場に回収されずに転がっている死体の数や無線傍受から推計しているでしょう。
だから負傷者が同数程度いるとするとロシア軍の戦死者と負傷者の数は、30万人を超えている可能性があります。

何しろロシア軍の数が、数十万人投入したにしては少なく感じます。

最初に投入された人員が、19万人程度。親ロシア派地域で強制動員したのが仮に3万人。囚人兵他で7万人。
合計29万人程度。
これまでの私の推計は、損害20万人前後。
だから残りの9万人+新規の動員兵20万人。
そうすると、30万人くらいはロシア兵はいるはずです。
ところが、ウクライナ軍の推計によると10万人少なくなります。
動員兵全部で30万人+もともといた兵士29万人。
そこから、損失の30万人を引くと、残り29万人。

今、ウクライナの戦場にいるロシア兵の数は、世間が考えているほど多くはなく、実際にはこの程度かもしれません。

英国防省によると・
「英国防省が14日に発表した最新の報告によると、ロシアの部隊がどこも 「作戦上重要な攻撃行動」を起こすことができなかった主な理由の1つは、弾薬不足だった。」

だから、攻勢に出られる前線はバフムトとクピャンスクくらいしかないのかもしれません。この2か所では、砲撃や航空支援を含めてかなりの攻撃をしています。
他の前線は、負けたとか・静かな前線が多いような気がします。

ロシア兵のやったことも酷いです。
しかしロシア軍がロシア兵に命ずることも酷いです。
はい!突撃!
(死んで来い)
これは、酷すぎるでしょう。
実際に去年から、聞いている話はこんな例が多いです。
去年は、まだ兵器がありました。今年は、うっかりすると自動小銃だけで突撃です。生き残る確率は低いでしょう。
こんなバカげた戦争は、ロシアの側から止めるべきです。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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