「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ハンガリーのオルバン首相が「平和使節」としてプーチン氏と会談<2024.07.06

2024-07-05 20:07:08 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ハンガリー首相、「平和使節」でロシア入り プーチン氏と会談へ
By ロイター編集
2024年7月5日午後 7:05 GMT+920分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/U6PG7HUSTJIZ7LHAVRTXNLWM4U-2024-07-05/
親ロ派のハンガリー首相がキーウ訪問、ゼレンスキー氏と会談
2024.07.02 Tue posted at 20:23 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35220941.html
ハンガリーがEU議長国就任、トランプ氏に共鳴も影響力限定か
By Boldizsar Gyori, Philip Blenkinsop
2024年7月1日午後 12:17 GMT+94日前更新
https://jp.reuters.com/world/russia/GM6SLZFVRRK55AVIRVHV3E2S7I-2024-07-01/
ハンガリー首相がトランプ氏とフロリダで会談、再選支持表明
By ロイター編集
2024年3月10日午後 4:44 GMT+94ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/world/us/X7PE3VYHMRPJBDIUORDV6K6YTY-2024-03-10/

2年以上ヨーロッパで戦争が継続しているのに、停戦や和平を仲介しようという国がありません。
本来一番そうするべきアメリカが当事者ですので西側の国は、ほぼ無理です。

中国はブラジルと共同提案の形で和平の枠組みを作る努力は、していますが話が進捗しているとは言い難い状況です。

今回、輪番でハンガリーがEUの議長国になりました。
オルバン首相は、3月にトランプ氏を訪問しておりその時、こうX投稿しています。
『 トランプ氏の再選だけがウクライナに平和をもたらすことができる。
 世界は尊敬され平和をもたらすことができる指導者を必要としており、彼はそうした人物だ。』

ロシア訪問の前にウクライナのゼレンスキー氏を訪問しています。一応、ゼレンスキーの言い分は聞いているでしょう。公言している通りだとは、思いますが。
その上でのロシア訪問とプーチン氏との会談です。

直ぐに話が進むというようなことではありませんが、トランプ氏が大統領に当選した場合の、事前の地均しの意味かと思います。

こんなことは、本来ならEUの大国の首脳の誰かがするべきだと思います。泥をかぶる人間が一人もいません。
もっとも出来るのは、英・仏・独の3国のどれかだけです。

日本は愚かだと思います。
中立の立場であれば、成功・不成功はともかく和平の仲立ちは出来ます。当事者の側に関与したために、ひたすらウクライナ応援団を務めるだけです。

世界を見渡してもウクライナ紛争の和平の仲介か、強制を出来るのは、中国とトランプ氏だけです。

こうなってみると「民主主義」を唱える政治家の嫌われ者のトランプ氏しかヨーロッパの平和を回復できる人間は、いません。

『トランプ氏の「ウクライナ戦争終結」発言、真摯に受け止め プーチン氏』
2024年7月5日 9:16 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3527614

プーチン氏もトランプ氏が調停に動けば、話を聞く余地は残しています。
戦争を始めてしまえば、戦争の結果が善悪を決めます。
「勝てば官軍」の世界です。
まあ、誰とは言いませんが「往生際」が悪いですね❓

ここまで話がもつれてしまえば、剛腕トランプの腕っぷしの強さを頼るしかありません。

トランプ氏しかウクライナ和平を頼る人間がいないという、非常に情けない話です。
西側の政治家の落ち目度合いは、ひどいと言えます。
民主主義国家がこの程度のものなら、独裁国家の方がはるかにマシと言えます。

21世紀になって戦争をやっているのは、考えてみると「自称民主主義国家」ばかりです。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ウクライナ生まれのビクトリア・スパーツ下院議員は何故ウクライナ政府を批判するのか❓<ウクライナ紛争2024.07.05

2024-07-05 20:05:50 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナ生まれの米共和党議員、祖国の政府を痛烈批判 同僚から「乱暴者」と苦言も
2022.08.08 Mon posted at 17:45 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35191567.html
ビクトリア・スパーツ下院議員(共和党)
1978年10月6日 (年齢 45歳), ウクライナ Nosivka
キエフ国民経済大学、 ケリー・スクール・オブ・ビジネス・アット・インディアナ大学
アメリカ合衆国 下院議員 2021年から

当時は私は単純に西側のプロパガンダを信用していました。だからスパーツ下院議員がウクライナ政府を激しく批判するのが不思議でした。

一部引用
『戦争開始からおよそ6カ月の間、スパーツ氏はウクライナ政府に対する公の批判を継続。同国政府並びにゼレンスキー大統領の最側近らが絡むとされる汚職疑惑を広めている。これに対して同僚議員らからは、親ロシア派の主張をそっくり代弁しているとの非難の声が噴出している。

43歳の実業家であるスパーツ氏は公私において、ウクライナに勝利してほしいとの主張を繰り返す。自分が攻撃するのはあくまでもウクライナ政府であり、それがロシアに対する勝利の妨げとなり得るあらゆる障害を取り除く一助になるとの認識を示す。侵攻開始以降、6回にわたってウクライナを訪れ、ロシアにも常に非難の声を浴びせている。2日にはツイッターに、ロシアをテロ国家と宣言するべきだとのコメントを投稿した。

それでもスパーツ氏がゼレンスキー氏とその顧問らに向ける敵意に満ちた物言いは、共和・民主両党の議員やホワイトハウスの当局者、ウクライナの国会議員を一様に苛(いら)立たせている。彼らはスパーツ氏によって、団結してウクライナを支えようとする自分たちの取り組みが台無しになるのではないかと危惧するほか、一体同氏がどこから情報を得ているのか率直に疑問を呈してもいる。そうした状況は十数人あまりの議員、側近、政権内の情報筋にインタビューした結果明らかになった。』

今、考えてみるとビクトリア・スパーツ下院議員が批判しているのは、現在のゼレンスキー・一派とその汚職構造です。
特段、親ロシア派と言うわけではありません。
むしろ「ロシア憎し!」で凝り固まっていると言えます。

もし2014年クーデターで過激民族主義者が政権を簒奪したことを批判しているなら、それは正しい主張だと言えます。

しかし、余りにも情報が少なくウクライナ過激民族主義者の別派である可能性もあります。
本当にウクライナの未来を憂いて現在の大統領府批判をしているのかは、不明です。

実はウクライナには言論の自由はありません。
政府批判をする人間や政府に反対する人間は、国外に追放されるか亡命しました。
民主主義や自由主義的な主張をする人間も同じです。
多くは、西側には亡命できずにベラルーシやロシアに亡命しています。
ベラルーシやロシアからでないとゼレンスキー・一派の批判は出来ません。

いやいや❓
こんなゼレンスキー・一派が世界の民主主義の擁護者❓

西側のプロパガンダとフェイクも、相当ひどいと分かると思います。

ビクトリア・スパーツさんが話題になったのは、この時だけでその後の動静は不明です。
ネットにすら情報がありません。
きれいに痕跡を消されてしまいました。
都合の悪い人間は、こうして西側では声を失います。
ベラルーシやロシアから何らなの主張をしても完全黙殺されます。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
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ウクライナ軍の前線で起きていること(兵士と指揮官の現状)<ウクライナ紛争2024.07.05

2024-07-05 20:04:11 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.07.5
トレツク方面で戦うウクライナ人、司令部が自殺行為同然の任務を要求すると批判
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainians-fighting-on-the-tretsk-front-criticize-command-for-asking-them-to-carry-out-suicidal-missions/

ウクライナ政府と参謀本部は、前線の状況を無視してひたすら戦争の継続を図っています。
西側もそうです。
金と武器を送り続け戦争遂行を支援しています。
おかげでウクライナとしては、資金と武器の面では戦争遂行が可能になっています。

しかし現場の兵士は違います。
ウクライナ軍は兵士不足を解消できていません。
志願する国民はいなくなり現在は、主に南部と東部から強制的に兵士を集めています。
そしてほんとんど訓練せず前線に送り込んでいます。

もう2022年にいた士気の高いあるいはベテランの兵士は相当数が失われ、未経験の連度の低い兵士に置き換わっています。
その上、急激に数の増えたウクライナ軍では2022年当時から各階級の指揮官クラスの人材が不足しています。
このようなレベルの低い指揮官が指揮すれば、攻撃は突撃オンリーになり、防御は陣地や塹壕の死守になります。

一方でロシア軍の方は、応募兵が主体ですのでそれなりの士気はあります。戦闘を経験することで2022年当時よりは、はるかに兵士の練度は上がっていると思います。
まだ無能な指揮官は見られますが、指揮官レベルの将校は、現在の戦況を見ればレベルが向上していると思います。

つまり、ロシア軍とウクライナ軍を比較するとマンパワーの部分で数量と質の差が拡大しています。

結果起きていることは、ウクライナ軍の無能な指揮官が未熟な兵士を次々に死なせている現状が、見られます。

オチェレティネOcheretyneの戦場でも見られました。
前線の守備が崩壊して、短期間にロシア軍が要衝を制圧して、更に周辺の拠点を大きく制圧しました。

アウデイーイウカ戦線の西部と北部では、ウクライナ軍の防衛ラインは存在せずロシア軍が時間とともに占領地を拡大しています。
相当西まで後退しないとウクライナ軍は、防衛にやりようがないと思います。

ゴルロフカГорлівка~トレツクТорецьк方面は、更にひどくドゥルジバDruzhba、ピヴニチネPivnichne、アルテーモヴェЗалізне、ニューヨークNiu-Yorkなど全ての方面で前線の守備が崩壊しました。
オチェレティネOcheretyneでは1か所だけでしたがゴルロフカГорлівка~トレツクТорецьк方面では、全部の前線で一気に崩壊が起きました。

ゴルロフカГорлівка~トレツクТорецьк方面は、アウデイーイウカ戦線以上にロシア軍の進撃は早まるのではないか・と思います。

記事から一部引用
『“我々の大隊にとって7月1日は暗黒の日だ。我々は極めてリスクの高い任務に同意することで「自殺行為同然の任務」を回避した。このように我々は「状況が良くなる」という希望がない中で日々を生きているのだ。上級指揮官は部下の能力を客観的に評価することが出来ない。数年間に及ぶ戦いで兵士が肉体的にも精神的にも疲弊し、歩兵を支援する手段や弾薬が不足しているという事実を無視して到底達成できない任務が設定されている。もし事実を口にすれば弱虫で鼻つまみ者だと排斥され嘲笑される”』

僅かに残っていたベテランの指揮官や兵士は、もう失われつつあり指揮官や兵士の英雄的な努力だけでは、もう前線を支えることは無理だという現実を表していると思います。

他の前線でもやがて、同じことが起きると思います。

今はまだウクライナ軍の後退はゆっくりしています。
しかし、どこかの前線で部隊が崩壊すれば現在、アウデイーイウカ戦線で見られるロシア軍の進撃速度が、あちこちの戦場で見られるようになると思います。
そうなってしまえば、全部の戦場でロシア軍の進撃を阻止するのは困難になると思います。

まだウクライナ軍が、後退しながらも持ちこたえているうちに停戦交渉をして停戦に持ち込まなければ、それすら不可能になります。
敗勢が濃くなれば、勝勢のロシアが今と同じ条件で停戦に応じるはずがありません。
無条件降伏になるでしょうね。

ウクライナ軍の前線の部隊の状況は、漏れ出てくる情報を聞く限りでは、日々悪化しています。
時間が経過すれば、やがて事態が改善すると考えているウクライナ政府は、完全に間違えています。
だから、本来ならこれまでテコ入れしてきた西側がウクライナを説得して停戦交渉を始めさせるべきだと思います。

結局のところ、2014年アメリカがウクライナの過激民族主義者や極右瀬力を組織してクーデターで政権を取らせたことが、現在のウクライナ紛争の直接の原因です。
これを「キレイに!」革命とごまかしている限り、終わらないかもしれません。

しかし、現在の戦況を見るなら今年か来年には終わるでしょう。終わり方は、ウクライナの無条件降伏かロシアの肝いりの新政府が出来るかどちらかだと思います。
あるいは、ウクライナ人が再度クーデターを起こすか❓


※気楽に戦争を煽る人は、特に西側には多いです。
しかし、ごく大雑把にでも双方の死傷者数を考えたことがあるのか!と言いたいです。
死傷者数にそれほど違いはないと思います。
数字はありませんから、ごく大雑把に推計するしかありません。
2023年が終わった段階で、片方40~50万人です。
双方合計で80~100万人。
これは、戦場からいなくなったであろう兵士のウクライナ側からの推計です。ロシア側は不明です。
(ウクライナ側の兵士の不足分からの推計数字です)

現在の双方の1日の死傷者数。
これは双方の相手方への戦果報告から推計すると1日片方1000人。1か月なら双方6万人。
1年なら双方72万人。
全部が戦死者ではありませんが、これだけの兵士が双方で戦争の犠牲になっています。

これでも尚、戦争を煽りまくる西側は精神状態に異常をきたしているとしか思えません。自分たちが死ぬわけではないから構わないのでしょうね❓
いかに代理戦争とは言え、ひどすぎると思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


世界各国の債務残高が1京4700兆円に膨れ上がる<2024.07.05

2024-07-05 20:02:27 | アメリカ合衆国

1.5京円に及ぶ債務問題 各国政府が迫られる厳しい決断
2024.07.04 Thu posted at 20:10 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35221074.html

アメリカの例
米連邦政府が今年度支払う金利は8920億ドル
(約142.7兆円)
来年の利払いは1兆ドルを超える
(約160兆円オーバー)
米国の債務残高は30兆ドル余りと同国の経済規模と似たような規模
(約4800兆円)

アメリカは、日本より経済規模が大きく国民の数も多いです。
日本の国債発行残高
2024年末⇒1,105兆円に上ると見込(財務省)

金利が上がれば、利払い費も増えます。
アメリカは金利が高いですから、相当苦しくなっています。

他の国々も似たようなものです。
「1京4700兆円」と言う金額が、イメージできますか❓
日本は相当経済規模の大きな国ですが、約1000兆円の借金です。1京=10000兆
日本の借金が、約15個あることになります。
アメリカの借金の規模の大きさも分かります。
⇒世界の借金の3分の1
アメリカは、でっかいな!
こういう問題とは違います。
アメリカが、コケたら世界経済は物々交換の世界に逆戻りです。

ちょっとでも財政の怪しい国は、即金利が上昇し借り入れコストが上昇します。利払いが増えて、実際に使えるお金が減ります。

こうなると支出を削減するしかありません。
しかし、どこの国もそれをやると国民の猛反発を受けるのでやりません。
「足りないから借金を増やす⇒残高が増える」
日本政府と同じことを、他の政府もやっています。

こういうことをしていると、どうなるか❓
難しいことは分かりませんが、普通ならお金の価値が減ると思います。=インフレが進行する。
今、世界中で起きているインフレの原因は、実はこのお金の価値が減ることに原因があるとしたら❓

金利を上げようと、インフレは続くと言うことになります。
こう考えると、老後の生活資金を「金銭や債券」で持つことの危険性に気が付きます。
ドルも怪しいものですね❓
外貨は、リスクヘッジになりません。

不動産、株、ゴールド(金)などが比較的リスクヘッジの対象になる資産だと思います。
「現金・債券」的な資産は、ドル資産も含めてインフレの目減りのリスクがあります。
多分、今外貨預金をする人が多いと思います。
インフレと言う視点から見ると、全然リスクヘッジになっていませんね❓

そして、このような世界の巨額の借金を見るなら世界的なインフレは、継続するという結論になります。


※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce