「北の山・じろう」日記

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ロシアのウクライナ軍事侵略前のロシアとアメリカ&NATOの交渉についての記事<2023年10月

2023-11-15 00:04:13 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

日経ビジネス電子版
ロシアとの緊張を高めたウクライナ大統領の危険な「挑発」行為
『2022.2.16』
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00216/021500024/?P=2

菅野 泰夫さんは大和総研金融調査部の上席の方です。それなりに情報を調査していると思います。すごく興味深い事を書いていますので記事を読んでください。

まずロシアが国境に軍隊の集結を始めたのは、どうやらウクライナの軍事行動に対する示威であったようです。

更には、その前にゼレンスキー氏はミンスク合意を破棄しようと訪米してバイデン大統領に働きかけていますが、拒否されているようです。

「ロシア軍の国境への軍隊の集結を、アメリカ側がウクライナへの攻撃的態度として騒ぎ立てロシアに(ウクライナ)侵略のレッテルを貼った」とあります。

これに乗じたプーチン氏が「NATOの東方拡大停止を米国に突き付けた」と推測しています。
『2021年12月にロシアは「NATOを東に拡張しないと書面に残せば(国際条約とすれば)軍隊を撤退する」という条件を出した。』
つまり、国境に集結したロシア軍を撤退する条件はロシア側からアメリカに提示されています。

結果、アメリカとNATOは軍事衝突回避のため2021年1月にロシア側と歩み寄りを前提に交渉を始めたとあります。おそらく邪魔をしなければ、何らかの合意は得られた可能性が高かったと思われます。バイデン大統領に妥協の意思があったようだからです。

邪魔をしたのは、ゼレンスキー氏です。アメリカ・NATOとロシアの交渉を中断させて、ロシアと直接交渉しようとしたようです。ゼレンスキー氏にはNATOに関する件には何の権限もありませんから交渉などできるはずがありません。

ここからは推測ですが、プーチン氏は纏まりかけていたロシアとアメリカ&NATOの話を、ゼレンスキー氏が妨害した時点でウクライナ侵攻をはっきり決断したと思います。

プーチン氏の最大の希望である・・・
『ロシアは「NATOを東に拡張しないと書面に残せば(国際条約とすれば)軍隊を撤退する」という条件を出した。』
これが事実上却下された以上、第二案の軍事侵攻を決めたのであろうと思います。

記事を読んでほしいですが、ドンバスでのウクライナ軍の攻撃激化や、ミンスク合意を破棄しようとした件、更にはぎりぎりのタイミングで行われていたロシアとアメリカの交渉の妨害は、全部ゼレンスキー氏の大統領選挙での再選を目的にしたものであったと言うのが、筆者の見解です。

ロシアのウクライナ侵攻を決断させたのは、一番大きな理由は、ゼレンスキー氏の選挙対策だと言うわけです。

この記事がリリースされているのは、2022年2月16日です。実際の執筆は、もう少し前でしょう。
開戦の10日前後、前ではないかと思います。

ロシアの軍事侵攻前は、このような普通の情報があったと思います。今、こんな事を書くメデイアなどないですね。全部、ゼレンスキー万歳!記事ばかりでしょう。

ゼレンスキーの『大統領選で再選されたい!』と言う私利私欲がウクライナ紛争を招いたとすれば❓

到底、救国の英雄大統領とは言えませんね❓❓❓

※教訓は、お茶の間の人気者で政治経験ゼロの俳優を大統領に選ぶのは、愚かすぎると言う事です。素人だから平気でこんな事をやるのです。卑しくも政治家であれば、絶対に避けると思います。政治家なら、どんなことをしてでもロシアとの戦争を回避しようとするでしょう。
ウクライナは、最悪の時に最悪の大統領が運悪くいたと言うことです。

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