「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシア軍の爆撃機防御の名(迷?)作戦とは?<ウクライナ紛争2023年9月

2023-09-07 16:46:56 | ロシアと周辺国

ロシア軍、車タイヤで攻撃機を覆う ドローン攻撃からの保護目的か
2023.09.06 Wed posted at 07:22 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208706.html
写真
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/09/06/32b023a92eac7be113c510f91ecbbaec/t/768/432/d/3b27961f-885d-4d88-b91e-d64f24d7344c.jpg

西側の関係者も意見が分かれ、ドローン攻撃に対する防御だという説と、機体を隠す目的だという説があります。ただ、余り効果がないだろうという点では意見は一致しているようです。

ここ2週間ほどの間にウクライナ軍の発表では、爆撃機・輸送機・戦闘機合計して10機くらいがドローン攻撃で破壊されたようです。
もちろん、ロシア政府は「損傷した」としか発表していません。しかし、派手に燃え上がる軍用機の動画が複数アップされていますので、ロシア国内と言えどもロシア政府の発表は、嘘だと分かります。

そのため軍事ブロガーなどを中心に大きな批判の声が上がっています。だから、当局としては何らかの対応を示さなくては、なりません。

ここで西側の関係者が、きれいに見落としていることがあります。現在、ロシアは軍も含めて究極の官僚主義国家です。そして、何らかの責任が問われることもありません。命令を実行すれば、それでOK!なわけです。

要は、「爆撃機を防御するために対応しました!」この事実が必要なわけです。そこで爆撃機の翼と胴体の上部に古タイヤを並べたのであろうと思います。

これで一応、「対応した」ことになるわけですから関係者は、責任を免れることが出来ます。

そのような理由で、意味不明な古タイヤの設置になったのであろうと思います。

要は、「対応した」事実が重要であり爆撃機が破壊されようと無事であろうと、どちらでもいい訳です。これが、ロシアの官僚機構の究極の官僚主義です。独裁国家の陥りやすい弊害と言えます。

旧大日本帝国でもナチスドイツでも、似たような傾向は沢山見られました。



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