昔と現代の日々の違い （Ⅱ）

現代は、運動靴など、土踏まずの形に沿って底上げしてあるので、
重心が外側に行き、足の外側に張りがあったり、股関節に悪い影響を
与えることがあります。

運動をする人以外の人はとても【体力＝筋力＝精神力＝忍耐力】
が無く、若い方でも、体が老化しています。筋肉は退化状態ですね。
家事仕事が器械化されているので、子供の頃から家の手伝いを
する事も無く育つ人も多いようですね。


ベッドに寝ていると、足腰も弱くなりますし、寝返りを打つのも窮屈
だったりするので、昼間の体の歪みが寝返りによって戻る事が、
戻りにくくなるので、側湾症にもなりやすいようです。

骨を動かす筋力がしっかりしていないと、骨を守れないので、
骨折もしやすくなります。最近の子供達は骨が弱いのではなく、
筋力がないから、骨折しやすいことも一因だと思います。
歪みがあるため、体も不安定になりやすいことも一因かもしれません。

うちの子に聞いた事があります「授業中のみんなの座り方はどお？」
って。「姿勢悪いよ～みんな、かなり曲がってるよ！」ですって。
机に向かって書き込む時とか、脇を広げて、体を随分斜めにして
ノートなど書く子が多いようです。

掃除機、モップ、ハボキなど長いものを扱うので、どうしても利き腕を
使いがちですので、歪みや、筋肉の発達の度合い、左右の違いが
出てきますね。

赤ちゃんをおぶる人も少なくなり、前に抱く事が多いし、負ぶい紐も
前用がありますね。とても首（頚椎）に悪いと思います。

そして、あらゆる所で器械化され、体にやさしいと言われる物が沢山
ありますが、、果たして本当に、体にやさしいのでしょうか？

一番には車社会で歩く事が少ない事が、足腰を弱くする最大の
原因ですね。

体を包み込む椅子、体を反らす椅子、ソファー、柔らかい枕、羽枕、、
体が沈みこんだり、整理湾曲がくずれていきます。
足に反ったカーブを付けた下駄、サンダル、履いていると、脱ぎたく
なりました。やはり、まっ平らの方が嫌ではないんですね。
ある程度自由に動かせるものの方がね。体は自由でいたいのですね^^

昔の日本人の体の使い方、姿勢、道具など、人間の体のこと、
正しい体の使い方を、日本人はよ～く分かっていたのでしょうね。

正座は、正しい座り方と書くだけに、正しい座り方なのです^^

このように日本人は、言葉や漢字にも表して、理に叶った暮らし方を
していたのだなーと感じています。



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静岡県島田市
島田自然形体研究所　　加茂　恵子　
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