山田先生の最新の著書より。
肩がこる場合、強く揉んだり、叩いたりすれば、その瞬間は快感が得られるものの、
これは痛みや不快感をほかの感覚にすり替えているだけのことである。
完治しないどころか、下手をすれば悪化させかねない。
初めはたまにごく軽く揉んだだけで効果があったのに、だんだん回数が増え、
刺激も強くしないと効かなくなっていく、つまり悪化しているのである。
どうしてよくならないか、といえば、原因を取り違えているためだ。
西洋医学や東洋医学では「深部の炎症」や「うっ血」という言葉で原因を説明する。
通常よく言われるのが、「血行が悪くなるため肩がこる」という説だ。
多くの方がそう信じているかもしれない。
しかし、この理解は原因と結果があべこべで、「肩がこっているから血行が悪くなる」
のである。
炎症とは病名ではなく、たんに症状を示した言葉だ。
何かの原因があり、そこから発生した結果」としての症状に過ぎない。
うっ血も結果だ。「悪い血が溜まる」というが、血液が一ヶ所に停滞することはない。
もし停滞したら肩こりどころではない。その部分は壊死してしまう。
悪い地がそこだけに流れているということもない。血液は全身を循環」している。
このような俗説を信じていたり、結果に過ぎないことを原因と取り違えていたりすれば、
治せるはずがない。
(中略)
力やスピードをもって正しい形に戻そうとする手段があるが、
強烈な痛みをともなう治療を受けると身体の脳はますます危険を感じ、緊張を高めてしまう。
非常にデリケートな頚椎などにこのような方法を採るのは危険であり、
痛めてしまう可能性がある。
肩こりの主な原因は二つ。
一つは身体の脳による不用な姿勢の学習である。
会社員が事務をしたり、学生が勉強したりするため長時間机に向かっていると、
少し肩を上げた状態がずっと続くことになる。これを毎日繰り返すと、身体の脳が
この姿勢を長く維持しなければならない。と不用な学習をしてしまう。
身体の脳はいったん記憶すると、心の意志の命令がなくてもその状態を勝手に
続けるようになる。こうなると仕事や勉強を終え、机から離れても筋肉が弛緩せず、
緊張が続く。
このとき血管が収縮するから、血流が不足する。
肩がこると、筋肉が疲労するため、腫れが生じる。
悪循環が生じる。また首から脳に上がる血行が悪くなると、貧血状態になり、
頭痛・めまい・吐き気・いらいら・眼精疲労・集中力不足といった症状が現れる。
肩こりの真の原因は、身体の脳が発している不要な命令、言い換えれば、
身体の脳の過ちなのである。
筋肉の緊張状態は無意識の緊張を司る身体の脳の命令によるものだから、
心の脳、すなわち自らの意志の力では解消できない。
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山田先生の最新版の著書より抜粋させて頂きました。
肩こりのもう一つの原因は次回に。
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