3月14日 平成23年3月定例議会
星梓の一般質問および村の答弁の内容は以下のとおりです。
1,源流図書館にiPad、電子書籍端末の導入を
Q(星):今後10年先の図書館をめぐる社会環境の変化に、最も大きな影響を与えるのがiPadなどの電子書籍端末の普及だ。近い将来、電子書籍がえて通常の本よりも安く購入できるようになる。書架の在庫管理や本の補修といった手間も減る。また、メーカーも次々に新製品の端末を発表し、端末価格も下がると予想されるので、管理面やコスト面でも自治体にとってメリットが出てくるだろうと予想される。
既に一部の公共図書館が電子書籍の貸し出しを始め、伊那図書館でも情報検索や電子書籍が楽しめるiPadを導入し、2月15日から貸出・閲覧が始まった。これらの端末は指でページをめくるように使え、操作も簡単で、文字の拡大ができるなどお年寄りにも扱いやすい閲覧ツールになっている。そこでipadのような携帯電子書籍端末を、源流図書館にも実験的に設置してはどうか。
国では「2015年にすべての小中学生がデジタル教科書をもつ」目標で促進をはじめている。すでに長野市塩崎小学校でこうした端末や電子教科書を使った授業が始まっており、全国各地でiPadを活用した授業が進められるなど、村の教育施設で日常的に使われる日は近いと考える。
学校の職員や図書館の職員、役場の職員なども、早いうちからこうした端末になじんでおく必要があり、村の今後の教育現場でも、機種を選ぶ上でも、図書館に試験的に設置してみるメリットは大きい。
現在村外から、木祖村の図書館にiPadを一台貸し出しても良いという申し出がよせられているが、受け入れる考えはないか。
A(教育長):電子ブックリーダーの開発も進み、電子書籍身近になってきている。将来に向けて図書館も取り組んでいく課題である。
最終的には予算を伴うことなので、いろんな方向性や将来性を考えながら探っていきたい。源流図書館に一台試験的に置いてみて、色々使ってみる事も選択肢のひとつとして、長期的な視点で検討してゆきたい。
傍白)2002年…10年前の電子書籍失敗事例を引き合いに出されたのにはワロタ。携帯向け電子書籍が皆無だった時代ですぞ(爆。現在の電子書籍市場はあのころの50倍以上になる。
毎度のことながら、教育委員会の姿勢は×××・・・ (´Д`;)/ヽァ・・・
これからの社会教育には、高齢化した学識経験者ばかりではなく、情報化について見識のある人材も必要だと実感した一瞬でした。