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北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報144“Stella”

2013-06-26 18:02:09 | 日記

2013年06月26日
一般社団法人北洋開発協会
[サハリン当局が拘束したカニ密漁船が“Stella”と分かる]
昨日2013年6月25日、サハリン税関とロシアFSBサハリン国境警備局が協力し、タタール海峡において、拘束したカニ密漁外国漁船は、サハリン税関発表の写真と、当報告担当者が撮影した、過去稚内港入港FOC船写真を照合し、船名、コールサイン、船舶の特徴等から“Stella”と分かった。
*写真上はサハリン税関発表。写真下は報告担当者が日ロ密漁密輸(IUU漁業)防止協定署名直後の2012年9月12日、1700頃、稚内港にて撮影。



(昨日2013年06月25日の情報)
2013年06月25日
サハリン発
[サハリン税関と国境警備局がカニ密漁外国漁船を拘束]
本日2013年6月25日、サハリン税関は、ロシアFSBサハリン国境警備局と協力し、タタール海峡において、カニの密漁を行った外国漁船を拘束したと発表した。
この外国漁船は、当局所属高速警備艇“Виталий Кирсанов”(ヴィタリーキルサノフ)が接近した際、漁獲物を海中投棄し、逃走を開始したが、追跡を受け検査を受け入れた。
外国漁船の船内には、違法に漁獲された活カニ1.5トンと2トンのカニ製品が残っていた。
拘束された外国漁船は、更なる検査のため、当局によりネヴェリスク港へ連行された。
(*拘束された外国漁船の船籍、船名等、当日日本時間11:00の段階では不明)

(関連過去情報“Stella”事件)

2012年12月18日 サハリン発
[サハリン国境警備局が2隻のカニ密漁カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2012年12月14日、サハリン北東海域においてカニを密漁した2隻のカンボジアFOC船を拘束したと発表した。
この2隻は“Stella”と“Vangel”で、船内から発見された活カニは、同年12月16日、生息地へ海中還元された。
なお、当局の取締活動により防がれた、国家の損害は150万ルーブル相当である。

2012年09月27日 ウラヂオストク発
[沿海地方国境警備局がカニ密漁密輸カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSB沿海地方国境警備局所属警備艇“Командор”(コマンドル)は、2012年9月24日、バクラニイ岬(46°35'51"N 138°21'23"E)近海をパトロール中、カンボジアFOC船*“Стелла”(ステラ STELLA)がカニ操業を行っているのを発見した。
“Стелла”は、警備艇“Командор”の数回の呼び出しに応じず、逃走を試みたが、最終的に当局の検査を受け入れた。
この当局の検査において、結局、カニ製品は発見されなかったが、その破片、直前まで使用していた痕跡のある専用漁具、そしてカニ操業の餌に使用すると考えられる約3トンの冷凍のニシンとスケトウダラが確認された。
“Стелла”はこれらの漁業活動を認める許可は所持しておらず、当局により拘束された。
なお、“Стелла”の母港はプノンペン、乗組員13名はロシア人だった。
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