ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

カナダ業界はバレンツ海ズワイガニを生産するロシアとの合弁を計画する

2014-05-20 06:06:48 | 日記
"normal" distribution of snow crab Chionoecetes opilio in grey; the blue star shows the Barents Sea

2014年05月19日
モスクワ発
[カナダ業界はバレンツ海ズワイガニを生産するロシアとの合弁を計画する]
ロシア漁業庁は、カナダ業界が、バレンツ海のズワイガニを生産するためのロシアとの合弁企業の設立を計画していると発表した。
このための協議が、今月2014年5月末に予定されている。
バレンツ海のズワイガニは、タラバガニとともに旧ソ連の1960年代に極東海域から移植され、2000年代に定着し、繁殖を続け、それが過剰となることが懸念されてきた中、最近、年間4千トン程度の商業操業が開始された経緯にある。
カナダ業界は、ズワイガニ漁業に関して、漁獲から製品生産、国際市場への供給までのノウハウを有しており、バレンツ海の資源を利用した、ロシアとの合弁企業の設立を申し入れしている。

(関連過去情報)

2014年03月17日 米国発
[ロシア業界がバレンツ海ズワイガニ商業操業を計画]
米国業界紙は、今年2014年、ロシア業界がバレンツ海におけるズワイガニを対象とした商業操業を計画していると伝えた。
1996年にバレンツ海でズワイガニ種が確認されて以来、資源量が爆発的に増加しており、そのバイオマスは、当該海域のタラバガニの10倍に達している。
ロシアとノルウェーの科学者は、2004年からバレンツ海のズワイガニ資源のモニターを継続しており、昨年2013年から今年2014年にかけて、若カニ資源の大きな加入があったと指摘している。
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