ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

アレッグ・カン事件 イヴゲニー・ペカリィの捜査が終わる

2021-02-05 21:57:54 | 日記

 

2021年02月05日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[アレッグ・カン事件 イヴゲニー・ペカリィの捜査が終わる]
ロシア連邦捜査委員会は”極東のカニ王”と呼ばれたアレッグ・カンの外国への違法貿易に協力したイヴゲニー・ペカリィの捜査を完了した。
イヴゲニー・ペカルは、2017年、アレッグ・カンの指示により、ロシア税関当局に商品の価値に関する不正確な申告を行い、外国のバイヤーによる支払いのための金融取引を管理した。
イヴゲニー・ペカリィは、審理を待たず、有罪を認めている。
アレッグ・カンには2014年から2015年、カニを輸出する際、やはり、製品価値を過小評価し脱税した疑いがかけられている。
製品はパナマの会社への通関価格で輸出申告されたが、実際には、はるかに高い価格で日本の企業へ輸出され、ロシア国家の損害は2億1,300万ルーブルと見積もられている。
また、アレッグ・カンには、2010年にウラヂオストクで殺害された同業他者ワレリイ・プヒデンコ事件への関与の疑いがかけられている。
アレッグ・カンは、1967年ネヴェリスク生まれで、同地の合弁企業ワッカナイを振出に、カニ漁業にかかわり、極東の“カニ王”と呼ばれるまでになった。
アレッグ・カンは不在のまま起訴され、いくつかの情報によると現在、アジアのいずれかの国に潜伏している。
報告担当者 原口聖二:
ロシアの”ロイヤル・ピープル・アワード”は毎年、国の芸術、政治、ビジネスの最も重要な人物を表彰しており、イヴゲニー・ペカリィ(Евгений Пекарь)は、2017年、海洋ビジネスの発展への貢献を評価され、これを受賞した。イヴゲニー・ペカリィは革新的な中国へのカニ輸送事業により、ロシアと中国の間の貿易関係を強化する上で重要な仲介者となったと称賛を受けていた。

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