2015年10月12日
モスクワ発
[政党”公正ロシア”が漁業分野の円卓会議を開催する]
2015年10月19日行われる漁業分野発展のための国家評議会幹部会合をひかえ、明日、同年10月13日、ロシア政党*”公正ロシア”(Справедливая Россия)が漁業分野の現状と課題について円卓会議を開催する。
この会議には、国会議員のほか、政府関係者、業界幹部関係者らが参加し、食料政策、特に輸入代替問題等について話し合いを行う。
*公正ロシア(Справедливая Россия)
2006年10月統一地方選挙におけるロシア生活党の予想外の躍進を受けて、同年10月28日にロシア生活党と祖国、ロシア年金党が合同し結成された。 新党の党首(議長)にロシア生活党党首のセルゲイ・ミローノフ上院議長、中央評議会書記にイーゴリ・ゾートフ 、中央評議会幹部会書記にアレクサンドル・ババーコフがそれぞれ選出された。3党を合わせた下院議員は、2012年現在で統一ロシア、ロシア連邦共産党に次ぐ第3党。
公正ロシアは政策として、貧困の撲滅、汚職の追放、環境及び天然資源の保護を訴えている。また、与党統一ロシアがいわば「高級官僚の労働組合」であると批判し、新党はあくまで国民政党であることを強調した。今後の政治路線としては、中道左派、社会民主主義を指向すると観測され、実際に2007年の社会主義インターナショナルのアテネ大会においてオブザーバー加盟が認められた。
2007年ロシア下院選挙では、538万3639票(7.74パーセント)を獲得し、38議席を得た。2008年ロシア大統領選挙では、統一ロシアなどと共同でドミートリー・メドヴェージェフ第一副首相を大統領候補として擁立した。
2011年ロシア下院選挙では、868万9147票(13,25%)を獲得し、64議席を獲得。下院では議席を倍近くまで伸ばし、順調に議席を伸ばしてきている。