黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

04/05 /1

2004-12-30 00:05:44 | Weblog
今年も残りあとわずか、皆様は年の瀬をいかがお過ごしでしょうか?

私は換気扇の掃除も終わり、年末に食べる殻付牡蠣の注文も終わり、
銀行の長蛇の列もやり過ごし、あとはお墓参りと窓ガラス拭きと
身辺の整理整頓ぐらいです。

あ、年賀状・・・忘れておきましょうとも、ええ忘れましょうとも。

比較的落ち着いた年の瀬、私は恋仲の人とドライブに関西空港あたりの
ショッピングモールまで出かけてきました。冷たい雨が降るけれど空気の
澄んだなか、レガシーは快適に速度を上げていきます。車窓から見える
山の手は雲に覆われ、木々の様子などは伺い知ることも出来ません。

ショッピングモールは広くて、忙しい年の瀬というのに結構にぎわって
いました。お昼を食べてお店を回り、恋仲の人はシャツとボディショップで
ハンドクリームを、私はボディショップでバニラの香りのするコロンを
買いました。甘くて安らいで、少しハッピーにもなる香り。何よりも
ストーブやガスファンヒーターにとてもよく似合いそうな香りです。
まさに冬の香り。

そしてレジ横には先日の地震の募金箱。私は得体の知れない集団や
個人には募金をしません。それは募金の行方がわからないからです。
近頃は幼くして重病にかかった子供のためと称して募金を集め、その行方は
会社をつぶした男のところだった、なんて話も聞きます。

そうすれば少しでも信頼できるところへ。ボディショップは途上国支援や
環境保全にとても熱心です。そして今までの実績もあります。なにより、
私の真横に募金箱があります。

たった500円玉一枚だけど、何かの足しになれば。

歩き回って、のどが渇いたので久しぶりにシナモンロールを食べながら
コーヒーを飲み、またうろうろして帰路へ。

そのころにはすっかり雨は上がり、「砂の果実」に出てくる「氷点下の青空」
なんて言葉が似合いそうな青空が広がっていました。

帰り道の車窓、高野山のほうを伺うと白くかすんでいます。雪が山肌を染めて
いました。この冬初めてこの目で見る雪。山肌の凍える様子が、私の心に寂しく
染みていきます。

今年を惜しむ気持ちになんだかとてもよく似ています。
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