黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

2007-10-08 00:47:09 | Weblog
夕食の後、またしても夜景が見たくなり、海辺へと
向いました。ただし、今宵は自宅近辺の公園です。
街の中心からは離れているので、人影疎らな場所です。

遠く対岸にポートタワー、海洋博物館、ホテルオークラ。
最も神戸らしい景色の一つではないでしょうか。



幾人かの太公望と数組のカップル、それ以外には声の汚い
女友達を持て余す若い男の子二人。そして、私。キャストは
たったこれだけです。

しばらくは夜景にばかりシャッターを切っていたのですが、
潮騒が手招きをします。寄せては返し、返しては寄せる
港湾の複雑な波。海をのぞき見ると、テクスチャを張り合わせた
CGのような波がゆらりと揺れています。まるで巨大な生き物の
体のように、艶かしく。

でも怖さとかは全く感じませんでした。寧ろ安らいで、
とてもいい気分でした。

近くにこんな素晴らしい場所があったのに、なぜthruして
いたのでしょう。こんなことすら見逃すほど、私は余裕が
無かったのかもしれません。何も、かも。

また来ましょう。
足しげく、次は水筒にコーヒーを淹れて。
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2 コメント

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 (Mee)
2007-10-08 20:05:32
実家は山の中の農村だったのですけど、
漁港育ちのとーちゃんに海には飽きるほど連れて行かれたせいで、
今でも時々無性に海をみたくなります。

でも、シンガって、案外海岸部に出られる場所が少ないのですよ・・・。

大きなドックになっていたりして。


仕事やなんやで疲れていたので、土曜日は飲んだ後
マーライオンを見に行っていました。

海と言うよりは河口なので、潮騒もなし、潮の香りもなしですが、
シンガポールの夜景を見ながらの向かえ酒はなかなかオツでした。。。
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潮騒 (・×・)
2007-10-14 15:45:42
海辺に生まれ、海辺に暮らしていましたが、
護岸工事のされた海はあまりに遠く、子供心と
してはあまり海辺に暮らすことを実感して
いませんでした。でも、大人になると潮騒が
恋しくて、嫌なことや悲しいこと、困ったことが
あると海に行きたくなります。あと、広い意味で
好きな人といると海に行きたくなります。

脳のどこかに潮騒のひとつひとつが刻まれて
いたんでしょうね。ふしぎ。

海辺で飲むと美味しいですよね。私はちかくの
コンビニで気楽に飲めるのを買って、プシューって
します。前に呑んだことがあるのを飲んでも、
ほんの少しほろ苦いように感じるのは、私だけ
でしょうかね。
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