黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

ZOO

2007-05-09 01:20:32 | Weblog
この前のGWの事。

何を思い立ったのか、動物園に行きたくて行きたくて
仕方がなくなり、最寄の動物園へと出かけて参りました。
古くは小学校の遠足で出かけたほど、なじみの深い
動物園ですが、ここ十数年は出かけようと思った事も
ありませんでした。

空白の間に、この動物園はコアラを迎え、そしてパンダ
さえ迎えていました。昔は上野動物園でしか見ることの
出来なかった動物が、電車の初乗り程度の場所で見ることが
出来るようになっていたのです。

昨年の島根旅行をご一緒した友人とともに。この日はまだ
5月の初めだと言うのに、半そででも汗ばむほどの陽気でした。

象に、ペンギンに、キリン。
それにパンダとコアラ。あとフラミンゴ。

暮らしなれぬ異国に連れてこられて、檻に閉じ込められて
可哀想と思いながらも(それでも、最近の動物園は生態の研究、
繁殖を通して、貴重な動物達の種の保存に重大な役割を果たして
います)、身近に珍しい動物を見ることができるのは
素晴らしい事と感じました。

「リアル」動物達は、よく知っていると思っていた動物の記憶を
瞬時に書き換えてしまいました。「百聞は一見にしかず」とはよく
言ったものです。昔、あるヨーロッパ人の学者が、サイを
伝聞だけで書いたところ、辛うじて「サイ?」と思えるような
動物になったそうです。絵や写真、言葉では伝わらない情報が、
現実世界にはあるのです。つまり、テレビやインターネットでは
判らない、伝わらない情報が。

インターネットだけに暮らさず、偶に「リアル」に触れれば、
この世界は本当に素晴らしいと気付く事ができるだろうに。
誰も彼も「リアル」から遠ざかっているように思います。
コメント
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