黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

〒100-8111

2005-09-25 23:59:33 | Weblog
半紙を買って、筆ペンまで用意して、はや2ヶ月。
ようやく重たい腰を上げて「歌会始」の詠進歌を書きました。

筆ペンとはいえ、筆で半紙に墨をたらすなんて中学生以来の
ことです。「お題」の「お」を書けば、丸まっているところは
墨で埋まりますし、はねやとめが滲んで隣の文字に繋がりますし、
もう散々!

ようやく書けたのは書き始めから1時間半ほどでしょうか。
書けたと言っても酷いさまで・・・もし宮仕えなどしていよう
ものなら、さぞいじめられた事でしょう。ワープロ万歳!

苦戦しながらも、普段はしない事でしたのでちょっと楽しかったです。

さて、書き上げたものは然るべき所にお届けしなければなりません。
「歌会始」は宮中の儀式ですので、もちろんあて先は「宮内庁」と
なります。

詠進の決まりは事細かに決まっているのですが、宮内庁の住所は
至極シンプルです。

「〒100-8111 宮内庁」

これだけで届いてしまうのですから驚きです。実際に封書に
書いてみるとあまりのシンプルさにさらに驚きです。日本に
一箇所しかないから当然、といえばそれまでなのですが。

よもや、名誉に預かれるとは思いませんが、出している限りゼロ
ではありませんからね・・・。

歌会始 要領
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする