未完小説
荒野の果ての隅っこにそぉっと咲いた徒花群!未完小説!
惜別の涙にぬれる花一輪!シーズン1ここに終了!
“さよなら ぼく・・・
僕の喜び・・・心地良い暮らし・・・
僕の信じたものは美しい夢だったのか?”
『吐き捨てたガムに』
何の感動も無く、ある十一月の夜に僕は二十歳を迎えた。
窓の外で巨大な樹木が細かい葉をごっそりと夜風に震わせているのが見えた。
夜が呼吸をしているようだった。
僕は深夜の都会の樹木が大好きだ。
特に微風にごそごそと葉を揺らす大きなやつが好きだ。
何故かは知らない。
僕は仮眠室から出て静かなエレベーターで地下2階の白くて広いオペレーション・ルームに下りていった。
室内では延々とハンマープリンター群がやかましい歯音をたてている。
それは火災保険の伝票類を
未完
未完小説。それは最初から未完として!未完を目指して書く小説!
必ず未完で終わらせる事・・・・・・決して完成しては・・・イ・・ケ・・・ナ・・・イ
This novel was written by kipple
(これは小説なり。フィクションなり。妄想なり。)