未完小説
全世界を興奮の渦に巻き込んでいる未完小説!
絶賛の嵐と熱狂的な要望に応え!お届けする痛恨の第六弾!
“会社の片隅で愛を叫んだ明日なき男の鮮烈な詩!
哀しみの廊下から痛烈に現代をえぐる問題作!!”
『滑空ブラッド・ブルース』
水之内は大失敗をした。
“あんたの会社とは今後一切の取引を打ち切る”と、先方の常務に宣告された。
水之内は、得意先の第一防衛事業部の営業マンと結託し、架空の経費を捏造し、外注費として支払われる実態の無い売掛金を個人名義の普通口座に振り込ませて、その営業マンと利益を分け合っていた。
それが、バレたのだ。
得意先では、すでに、水之内とつるんだ営業マンを解雇していた。
水之内は暗に営業部長に自主退職を勧告され、第一営業部のチンケなドアーを閉め、すごすごと廊下に退出した。
お先真っ暗だった。
未完
未完小説。それは最初から未完として!未完を目指して書く小説!
必ず未完で終わらせる事・・・・・・決して完成しては・・・イ・・ケ・・・ナ・・・イ
This novel was written by kipple
(これは小説なり。フィクションなり。妄想なり。)