木の実幼稚園のゆかいな仲間たち

愛媛県松山市にある『木の実幼稚園』の先生たちによるBlog

ヘイちゃんへ DAY 2 (雪山の体験保育に寄せて)

2012-02-24 20:16:39 | Weblog

DAY 2  小田深山・獅子越荘 ⇒ 木の実幼稚園


AM 06:30

おじちゃんたちが夜中に降った雪の状態や路面を確認してまわります。

積雪がそれほどでなく 少し安心しました。




AM 07:00

そろそろ夜も明けます。

よく寝むれたのか 子どもたちはベットから出て

早々に顔を洗って着替えます。




AM 07:20

朝食当番さんは 一足早く食堂でみんなの食事の準備をお手伝い。

先生に教わったとおり 両手でしっかり運びます。




AM 07:40

食事の前の感謝のごあいさつを 朝食当番さんが行います。

しっかり食事をとりましょう。




AM 09:00

食事や歯磨き 休憩を終えて

さぁ 山荘を出発です。




AM 09:10

(お...溶けずに残っている。)

きのう作った雪だるまが子どもたちをお出迎え。




AM 09:15

(か...カマクラの正体(裏側)はアンパンマンだったのか!)

こちらがわからも記念にパチリ!




AM 09:30

午前中は まだ遊べます。

よしっ ソリに乗るぞ!




AM 11:00

休憩所で帰り支度が始まりました。

まだ遊び足りなさそうな表情をしますが

帰ってママやパパに会うのがちょっと楽しみになってきた様子です。




AM 11:15

一足早く、子どもたちのバックパックがバスに乗りました。

共同生活もあとわずかです。




PM 12:50

食事やお片付けを終え 子どもたちが岐路につきます。

家とは様子も勝手も違うなかで

友だちと協力し 先生とのお約束を守り 当番をこなし

また一つ お兄さん・お姉さんの表情になっていきます。

そうして もう間もなく園を巣立っていきます。




PM 15:10

園に子どもたちが帰ってきました。

大きな事故やけがもなく 無事に戻ってこられました。




PM 15:20

終わりの会が開かれています。

子どもたちも せんせいたちも

ようやくひと安心です。




PM 15:30

大きな荷物だけど

もう自分で持てるようになったね。

...さぁ お家にかえろう。





追伸: ヘイちゃんへ

体調はすっかり良くなりましたか?

園で君を見かけたから もう大丈夫なんだろうと思っています。


冬山は こんな様子でした。


ヘイちゃん

このまえ 広島から園に来られた 「かたりべ」 の いしはらさんが話していたことを覚えてる?


『はなは みずがないとかれてしまうね。
 だからみずをあげないとね。

 でも、みずをやりすぎると かれてしまうことがあります。
 だから せんせいにおしえてもらったりょうだけ みずをあげてね。

 ザリガニさんは エサがないとしんでしまうね。
 だからエサをあげないとね。

 でも、エサがおおすぎると おなかいっぱいでしんでしまうことがあります。
 だから せんせいにおしえてもらったりょうだけ エサをあげてね。


 このおやくそくをまもることが 「やさしさ」 なのよ。


 しょうがっこうにいっても せんせいのおはなしをちゃんときいて

 おやくそくをまもってね。』


と。


ヘイちゃん

ヘイちゃんを診てくれたお医者さんはね

ヘイちゃんが山に登りたいのをしっていたけど

ヘイちゃんの体調がよくなかったから

「山に登っていいよ」 って

ヘイちゃんに言ってあげられなかったんだと思う。


それが お医者さんが大切にしている 「おやくそく」 だと思う。

つまり お医者さんからヘイちゃんへの 「やさしさ」 だったんだと思う。


それを どうかわかってあげてね。


さて

天気予報によると 3月になれば暖かくなるって。

寒い冬もそろそろ終わりだね。

元気に卒園を迎えよう。


このみ君より

ヘイちゃんへ DAY 1 (雪山の体験保育に寄せて)

2012-02-21 18:17:51 | Weblog

DAY 1  木の実幼稚園 ⇒ 小田深山・獅子越荘


AM 08:30

出発の日の朝を迎えた子どもたちが

園に集まりつつあります。

どんな2日間を過ごすのでしょうか。




AM 08:50

出発を控え 朝の集いが始まりました。

...さすが年長さんです。

ワクワクしつつも行儀は上々ですね。




AM 09:40

バスが出合橋を渡ります。

いつもと違うルートを走ります。

いつもと少し違う窓からの景色を見ながら

子どもたちはなにを思っているのでしょうか。




AM 11:20

無事 小田深山に到着しました。

...ヒンヤリと空気が冷たいです。

でも 山の空気は澄んでいます。




AM 11:30

お世話になる山荘の佐野さんからのご挨拶。

いよいよ子どもたちの共同生活がスタートします。




PM 12:10

共同生活の最初の課題は昼食のお手伝いです。

クラス毎に食事の準備のお手伝いをします。

みんなのスポーンを揃えたり、

ウッド・テーブルまでお皿を両手でしっかり運びます。




PM 12:30

予定通り準備を終え みんなが揃いました。

さぁ、おいしいカレーで充電です。




PM 13:50

食事や休憩を終えました。

いよいよ防寒着を着こんで ソリ遊び に出かけます。

午後になって気温が上がらず 空気は冷たいままです。




PM 14:00

さぁ 雪山あそびスタート!

子ども用のゲレンデや ゲレンデ横に備え付けられたリフトのおかげで

一緒に乗る友だちを変えながら 何度も何度も滑り下りられます。

大声をあげながら 雪山の斜面をソリで降りてゆきます。




PM 14:05

雪山に 熊 が出現!?

なぜか パンダ も出現!?




PM 15:20

ついに ワニ も出現!?

カマクラの前で記念撮影です。




PM 15:30

冬山には コアラ も カエル もいます。

山荘の佐野さんが 子どもたちのために呼んでくれたそうです(笑)。




PM 15:45

雪山です カマクラ遊びも体験できます。

ネコバス ならぬ ユキバス のようなカマクラに

子どもたちも喜んでいました。




PM 16:00

そろそろ宿に戻る時間が来ます。

おっと その前に記念撮影を。




PM 19:00

さすがにハラペコ...。

着替えも終えて 山荘の食堂で夕食です。




PM 21:20

お風呂あがりの水分補給も忘れずに。

そろそろ就寝時間をむかえます。

元気に遊びました。

夕食もお風呂も終えました。

...さすがによく眠れそうです。




PM 21:30

子どもが寝ついたら 先生は明日への準備が始まります。

明日も元気に遊べますように。




PM 22:20

子どもたちは よく眠れているでしょうか。

先生たちの見回りが続きます。



...ボクは、この写真が好きです。


きっと日本中のママとパパが

そして日本中の「せんせい」と呼ばれる教師たちが

未来を生きる子どもたちを

こうして力を合わせて守っているんだろうなぁ。



みんな、明日も元気で遊べるといいね。




次号へ続く...



追伸: ヘイちゃんへ

聞こえていますか?
今回と次のブログは 君のために書きます。

出発前の職員室で
布団の上に横になっているヘイちゃんを見つけました。

山に登ったあと 園からの連絡でヘイちゃんが山に登れなくなったことを知りました。
そんなヘイちゃんに 知っておいてほしいことがあります。

ヘイちゃん とても残念だったでしょう。
でもね 残念に思ったのは 君一人ではないからね。

君の先生も それはとても残念そうにしていたよ。
きっと友だちも。
もちろんヘイちゃんのママもそうだと思う。

ヘイちゃん いつか君のまわりで
今回のヘイちゃんと同じような思いをする友だちがいたら
ヘイちゃんなら言えるはず。


「わかるよ」 って。


これはね 君にしか言えない。


山に登れなかったヘイちゃんだけが得たことがあるからね。

そこは 残念なことじゃないから。

ヘイちゃん 山はなくならないから。

思い出をもう一つ (音楽発表会に寄せて)

2012-02-15 12:58:00 | Weblog


幼さのカタマリのような年少さんたちと比べてみると

園を巣立つ旅支度ができつつある年長さんたちを

随分と お兄さん お姉さん に感じます。


そんな彼らにとって、園での最後の音楽発表会が行われました。


ずっとあとになっても覚えているのでしょうか?

家族や知り合いに手を引かれて 寒い雨の朝にコンサートホールに向かったことを。

開演前の舞台裏の廊下で 友だちや先生と準備をしていたことを。




そして ステージで幕開けを待つドキドキを。





ずっとあとになって知ることもあるのでしょうか?

いつもみんなに読み聞かせををしてくれるぐるんぱのママたちが

今日も幕間に絵仕掛けのお話をしてくれたことを。




いつもそばでみんなを見守ってくれているママたちが

その日はスイング・ガールズに変身していたことを。




そして いろいろな人がみんなを支えてくれていたことを。








みんな 昨日はよく頑張りました。


...そうか 昨日だけではないね。

昨日まで 本当によく頑張りました。

みんなの頑張りを長く見てきたぶん せんせいたちも喜んでいたよ。





みんな いつか自分の力で自分の舞台の幕を開ける日が来ます。

必ずきます。


そのときまで ジッと力を蓄えよう。

いろんな経験と いろんな感情と

そして いろんな人たちの支えを得ながらね。


きっと来る 「自分でできる」 その日まで。





ステージの内外で 会場設営や子どもたちの誘導に携わって下さった保護者の皆さま

松前町のコンサートホール運営の方々

楽器調整の一色楽器のおじちゃん

そして 池田先生 と 藤岡先生


みなさんのおかげで 思い出に残る音楽発表会を行えました。

いつも変わらず子どもたちを支えて下さり 本当にありがとうございます。

OFUDA

2012-02-10 14:43:08 | Weblog

香港から 「お札(おふだ)」 が届きました。

幼稚園の子どものためにカワイイ(?)キャラクターのお札にしてくれたそうです。

彼らは 「お正月」 を旧暦の正月に迎え、「春節」 と言うんだそうです。

そのため、日本とは違う時期にお正月を迎えます。

つい2週間ほど前がその春節だったそうで

そう言えば日本でも 「帰省ラッシュ」 の様子が報道されていたような気がします。


先日、日本の年賀状にあたる 「カード」 が届いたのですが、

その中に 子どもたち用の 「お札(おふだ)」 が入っていました。





繁体字(はんたいじ)なので正しい読み方が解らないのですが

意味だけでも知りたいと思い、お札を贈ってくれた友人にたずねてみました。


<龍馬精神>

龍と馬は 「元気」 の象徴なんだそうです。

そこから転じ、「健全な心」 を願うお札なんだそうです。

⇒ ここはひとつ、年間を通じて子どもたちが体力を養う 「プール」 に通じる

  スライド・ドアに貼ってみました。





<大吉大利>

良好な縁起(大吉)を招き、全てのことがよい方向に進むことを願うお札なんだそうです。

⇒ 全ての子どもにその願いが届くよう、子どもたちが毎日出入りをする下駄箱前のドアに貼ってみました。





<得心應手>

全ての願いが届き・叶いますようにとの意味のお札なんだそうです。

⇒ 子どもの成長を毎日見つめ、様々な行事に向けて日々頑張っている先生たちの思いが届くよう

  職員室のドアに貼ってみました。





<花開冨貴>

これは少々特別なんだそうです。 彼の返事を直訳すると...

『時折僕たちは花を買い、家に持ち帰り、花瓶の中に差しますよね。

 そして、その花びらを花瓶の外側にも貼り付けます。

 そうやって(花瓶の中も外もあふれる花で満たしてあげて)

 良いことが沢山あるように、と願うのです。 わかるかな(笑)?』


とのこと。 ...わかるような。 ...わからないような(苦笑)。

⇒ そこで、「たくさんの良いこと」 というところで

  みんなが集まるホールの入口に貼ってみました。

  ホールでは、子どもたちが遊び、劇や音楽の練習をし、いろんな行事が開かれ

  体育教室やお絵描き教室が開かれ、また、音楽サークルやぐるんぱが活動します。

  そういった一つ一つのことを花びらの一枚一枚に例え、

  ホールがステキな花で一杯になりますように。 と。




OFUDA 2月の間、貼っておきますので

ご来園の際に見つけてみてください。



さて、来週は music festa のリハ(月曜日)と本番(火曜日)です。


子どもたちと先生たちが最後の練習に取り組んでいます。

卒園を控える年長さんたちが、

そして春が来るころに進級してひとつお兄さん・お姉さんになる年中さん・年少さんが

どうかコンサートを楽しめますように。