木の実幼稚園のゆかいな仲間たち

愛媛県松山市にある『木の実幼稚園』の先生たちによるBlog

凱旋 (第27回 レクリエーションバレーボール大会)

2011-11-11 21:24:59 | Weblog


みなさんはトーナメントの決勝まで勝ち進む経験をされたことがありますか?


きっとドキドキするんでしょうね。



今日、幼稚園に大きなトロフィーが持ち帰られました


普段は子どもたちのにぎやかな声であふれている園のエントランス・ホールですが


今日はつい先ほどまでレクバレ・サークルのママさんや先生たちの歓声であふれかえっていました



本日11月11日


中予私立幼稚園が主催する「第27回レクリエーションバレーボール大会」が開催され


36ものチームが愛媛県武道館に集まったそうです。



朝方の園長は「今日はレクバレの大会よね...どおかしら?」


といった具合に普段と変わらない様子でした。



ところが時間が経つにつれて勝ち進むチームのニュースが武道館から園に入りはじめ、


園長だけでなくみんながザワザワし始めました。



セミファイナルあたりから


「現在、○○幼稚園と対戦しております!」


「次は準決勝に入ります!」


と園内放送が流れ始めました




そして決勝に辿り着いたとき


ザワザワは最高潮に達しました




それからしばらくして


園に残っていたみんなは


「そろそろレクバレのママさんたちが帰ってくるよ」ってお互い声をかけて


ママさんたちが園に帰ってくるのを待っていました。



決勝では昨年の優勝チームに敗れました。


でも、みんなで待っていました。


拍手で迎えたくて、帰ってくるのがむちゃくちゃ楽しみでした。



ママさんたちが園に帰ってきました。


(このみくん、ちょうど来客中だったのですが


 どうしてもジッとしてられなかったのでお詫びして中座させてもらいました 



ママさんたちは賞状とトロフィーを持っていました。


涙を浮かべたママさんが多かったです。 でも


「やったぞ


っていう達成感のあるような涙でした。


園で待っていた子どもたちと抱きかかえていました。



(あー、こんな涙、自分はずいぶん流してないなぁ。)


と、このチームのメンバーがうらやましくなりました。



今から7年前の第20回大会。


当時のレクバレチームもトーナメントの決勝まで勝ち進みました。


今日のトロフィーを、その時のトロフィーの隣に並べました。


次の7年の間に、また強いチームは現れるのでしょうか



お待たせしました。


皆様にご紹介します。


どうか温かい拍手で今日の凱旋を祝してください。



第27回の準優勝チーム


これが我らがレクバレ・チームの笑顔です。





それがたとえ「人知れず」であっても (創立記念行事に寄せて)

2011-11-07 18:01:52 | Weblog

去る11月3日(文化の日)に「35周年 創立記念行事」が行われました。


今年の秋は雨の日が多いですが、

当日は天候に恵まれ多くの保護者や関係者をお迎えすることができました。



午前の式典を終え、昼前からお待ちかねの模擬店が営業開始っ


保護者の皆さまから出品頂いた品々でバザーが大変盛況でした

また、

「(え、これ雑貨SHOPに並んでいてもおかしくない!)」と思うほどステキなデザインの手芸サークルの作品は

多くのお母さんから好評を得ていたそうです

(我が家もティッシュペーパー・ボックスのカバーを購入し、さっそく使いはじめました。)



そして、お母さんたちの協力のおかげでジュースなどの飲み物はもちろん

カレー や うどん 焼きそば に パン といった

温かいメニューを出せました。


ユニークどころとしては、花の苗 に お祝いのお餅、

幼稚園のある垣生地区の老舗・天麩羅屋さんが揚げるコロッケやフライドポテトなどもありましたね。


子どもたちの課外保育(絵画教室)の作品発表などの展示もあり

園全体が楽しい雰囲気に包まれて

「いつもと様子の違う幼稚園」に子どもたちも目を丸くしていました。


駐車場や食事スペースを十分確保することが難しくいろいろなご不便がある中での行事開催ですが、

保護者の皆さまにはいつも温かく見守って頂き感謝しております。



題名のお話はそんな感謝の気持ちを伝える、あるお話です。


このブログをご覧の皆さん、PTAの文化部さんをご存知ですか?

創立記念行事ともなると行事としては規模が大きく、

そのぶん催し物も多くなります。

それらの準備には当然時間がかかり、当日はもちろん何日も前からいろいろな準備が始まります


準備だけじゃなく、行事が終わると後片付けや会計の締めといった作業も残ります


創立記念当日の夜、外はすっかり暗くなっていました

「子どもたちもお母さんたちも元気に帰ったかなぁ」と思っていた頃、

まだ片付けきらない一部の仕事を残しつつ

文化部のママさんたちが二階の会議室から降りてこられました。


一言お礼を伝えたくて教職員でお出迎えしたのですが、

先生たちの顔を見て涙を流されたママさんたちがいました。

もらい泣きをしている先生もいました。


もうひとつの一大行事である運動会を取りまとめられた体育部のママさんたちもそうだったのですが、

これくらい大きな行事を取りまとめるとなるといろいろな調整が必要で、

人と人の間に立つこともあります。

また、誰も知らないところで黙々と準備する日もあります。


きっとそれまでの緊張が、サッとほどけた瞬間だったのかなと

僕も泣きそうになりました(がまんしましたよ、男の子ですからね)。


最後まで頑張ってくださった11人の文化部のお母さん、

準備に携わってくださったPTAの方々、

当日の補助に入って頂いた保護者の皆さん、

本当にありがとうございました。

そして、「お疲れさまでした」



少し前にこのブログを始めることになった時、「何を題材にして何を伝えていこうか」と考えたことがありました。


子どもの様子は他の誰より保護者の方が一番よく知っていますし

園での子供の様子は他の誰より先生が一番よく知っています。


じゃぁ僕は、ママでもなく先生でもない視点から

幼稚園という「関係者みんなの共通の居場所」を見つめてみて

蔭日向となって幼稚園を支えてくれている人たちにスポットライトを当ててみたいと、

そう思いました。


今回は、文化部の11人のママさんたちが題材でした。



園児のみんな(と言っても、園児のみんなは僕のブログなんて読んでるわけないか...)、

君たちのお母さんはね

君たちの知らないところでも

君たちを365日見つめてくれているよ。

...それが時に涙が出そうなくらい大変なことであろうともね。


大きくなったら、そんなお母さんたちにきっと恩返ししよう。

だから、それまで元気でいようね。



君たちが大人になる頃...

んー、すっかり歳をとっているこのみくんより