木の実幼稚園のゆかいな仲間たち

愛媛県松山市にある『木の実幼稚園』の先生たちによるBlog

フォレスト(たまひよ)の1学期が終了しました の巻

2023-07-26 16:25:00 | Weblog

4月に入園、そして進級をして

あっという間に1学期が終了しました。


7月24日(月)に「ひよこ組参観日」を行いました。

多くの保護者の方にお集まりいただき、

ありがとうございました


子どもたちも とても喜んでいる様子でした

これからも保護者の方との連携を常に大切に

子どもたちの成長を

共に喜び合っていきたいと思います


 

 

 

 

 

 



2学期は

9月1日(金) 全日コース・水金コース 四季弁当

9月5日(火) 火木コース       四季弁当

で、始まります


水遊びは、

まだまだ暑い時期かと思われますので

9月15日頃まで行う予定です。

水遊びセットお持たせ下さい


9月から新しいお友達も増え、

ますますにぎやかになりそうです

楽しく過ごせますように


2学期も どうぞよろしくお願い致します


    Tama&Hiyo


令和5年度お泊り保育2日目(年長)

2023-07-25 16:25:00 | Weblog

2023.07.22


山で迎える朝は

少しのセミの鳴き声と鳥のさえずりが入り混じり

都市生活にはない微かな清涼感があります。


 



宿には「以前、小学校だった」名残があり、

子どもたちが起きてくるのを

静かに待ってくれているようです。






目を覚ました子どもたちは

寝床をみんなで片付けたら身支度をして

以前は校庭であったであろう庭に出ます。

ラジオ体操の時間です。

だんだんと体も起きてきたら、

「ラジオ体操できました」

の、ハンコをもらいます。


  

  



河辺の山に帰ってきた今年、

あすなろ体育教室さんからのプレゼント

「パラシュート」も復活しました。

打ち上げの時と 上空で散る時と

2回「パーーーン」という音が山宿に鳴り響き

ふわりふわりとパラシュートが舞い落ちます。


子どもたちがダダダっと駆けて行き

小さなパラシュートを手にします。

随分、体も起きたかな(笑)?


  



午前中は散策に出かけたり

宿が所有する芝生の広場で遊んだり

360度緑に囲まれた世界で

ゆっくりと過ごします。


その前に、食事を済ませたり

いくらかお片付けもしておきます。


  

  



山中にたたずむ竜王神社へ

無事の下山を御守り頂くため参拝したり、

緑のじゅうたんという言葉がピッタリの公園で、

しばし時を忘れて遊びます。


「のびのびとしている」というのは、

このような姿を現すのでしょうか。

子どもたちが 自然に溶け込んでいるようです。


虫をつかまえても

優しく持ってあげる加減ができたり、

手で包んであげたりする様子があります。


少し観察したら

自然(家)に返してあげられたりもします。


  

  

  

  

  

  



日が高く昇った頃

子どもたちは宿に帰りました。

昼食を済ませたら 宿を出ます。


終わりの集いで

お世話になった中島さんにお礼をお伝えしたら

いよいよ山を下ります。

子どもたちの食事やお茶のお世話をして下さった

宿の職員の方々が見送りに出てきてくれました。

「お世話になりました」の御礼をお伝えして

バスが山宿を後にします。


  

  

  



山間の棚田で豊かに成長している苗を横目に

山を下りていきました。






熱中症対策のため午後の旅程(冨士山公園)を変更し、

五十崎凧博物館に行くことにしました。


五十崎と言えば凧と凧合戦の街。

機動性の高い凧や

畳数枚分にも及ぶ巨大な凧が

勇壮に大空を飛ぶ街です。


日本でも凧専門の博物館は珍しく、

全国どころか世界の凧が展示されており

正月の伝統的な遊びを象徴するだけでなく

世界中に愛好家がいる文化を目の当たりにできます。


全ての旅程を終えた子どもたちは

うたた寝をしながらバスに揺られ

待ちかねた家族との対面を迎えました。


本当の「お帰りなさい」。


  

 



お泊り保育 完


(PostScript with snap shots:2日目編集後記)
親も 兄弟も 親戚もいない中

初めてのお泊りだった子も

大勢いたのではないでしょうか。


ほんの少し ドキドキしたかな?

全然 平気だったかな?

どんな気持ちで

出発の朝を迎えていたのでしょうか。


  



冒険の途中

目にしたたくさんの物事を

どんなふうに受けとめていたのでしょうか。


  

  



旅は

人の持つ心の物差しを

どんどん大きくしてくれます。

前より少し大きくなった物差しをもって

次の一歩を踏み出します。


旅の途中

いろいろな人との つながり が生まれ

その出会いとつながりが

子どもたちの人生を一層豊かにしてくれます。


  



いつか 気づいてくれると嬉しいです。

目に映らないところで

自分のことを思い

行動している人がいることに。


そんなことに気づけたら

子どもは もっと幸せを感じられるように思います。


  



家に帰ったあと

家族に伝えられていたら 嬉しいです。

「お泊り保育に行かせてくれて ありがとう」

を。



  



令和5年度お泊り保育1日目(年長)

2023-07-24 16:25:00 | Weblog
2023.07.21


コロナの管理に明け暮れるような3年間に終止符が打たれ

ついに 子どもたちが山に戻れます。


お泊り保育という子どもたちにとっての大冒険は

元々 内子・大洲方面へ南下し、

そこから更に東の山奥へと進んだ旧河辺村を目指します。

そこには、廃校となった大伍小学校が見事に改装された宿があり、

夏が来ると子どもたちを待ってくれていました。


はじめの集いを終えたら、出発です。

まずは、内子の小田川を目指します。


  



清流で知られる小田川ですが、

広々とした景観を持ち、

長年の流れに丸められた大小の小石が気持ち良い

清らかな流れをたたえた川です。


平時には程よい水量を保ち、

幼児でも安心して川遊びに興じることができます。

石を取り除くとカニが姿を見せてくれ

目を凝らせば稚魚がすいすいと泳いでいます。


この日は気温や風にも大変恵まれ

子どもたちに

「お帰り」

と言ってくれているような日となりました。


夏の自然の中で思い思いに楽しみ

木陰で昼食をとり

また川遊びを楽しみ

絵本の中でしか体験できなくなりつつある「スイカ割り」も、

友だちと一緒にしてみました。


どれもこれも

徐々に失われつつある風景です。


  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  



時を忘れて過ごした子どもたちが

宿に到着しました。


到着を待って下さっていた支配人の中島さんから

ご挨拶を頂戴し、

子どもたちは生活のルールを学びに

館内見学を行います。


  



夜に控えたおたのしみの前に

夕食の時間です。

お泊り保育は、

ただの旅にあらず。

次なる広い世界である小学校就学に向け、

精神的な自立を促す経験の場でもあります。

「自分たちのことは、できる限り自分たちで行う。」

という、みんなの目標に立ち返り

食事は当番制でお世話に取り組みます。

とは言え、当番制で大変かというとそうでもなく

子どもたちの心の中には

既に「誰かの役に立ちたい」という気持ちが芽生えていて

とても意欲をもって取り組めます。

彼らのそんな横顔を目にすると、

「(立派に成長してくれている・・・)」と、

ただただ嬉しい気持ちになるのです。


  

  





さてさて食事を終えたら

今年も開演「劇団このみ」!

毎年無茶苦茶なパロディが繰り広げられます。

今年の「おおきなかぶ」は・・・

誰が引き抜くのでしょうか!?




↑ どこからどう見ても猫型ロボット




↑ どこからどう見てものび太君




↑ 心優しい しずかちゃんもお手伝い




↑ ジャイアンとスネ夫が加わっても抜けません(どうしよう・・・)




↑ ドラえもんが四次元ポケットから取り出したのは「スマホ」!




↑ ドラミちゃんはかなり嫌そうですが結局お手伝いに来てくれます


 

↑ ネズミが出てきて大騒ぎ!




↑ いつ抜けたのかもはっきりしないけどフィナーレ!

  気にしない、気にしない。


  

 

↑ 観劇した子どもたちは大喜び。

 「劇団このみ」 今年も大成功!



さて、そうしているうちに夜も更けてきて

キャンプファイヤーの時間です。


もう一つの自然である「火」の存在について学びます。

灯を頂戴し

宿の職員の方々やおじちゃんたちが用意してくれた場所で

キャンプファイヤーの火を焚きます。


歌ったり踊りを舞ったりしながら

今日1日を振り返ります。


おじちゃんたちによる花火を楽しんだら

宿に戻ります。


  

  



今日はさすがにグッスリでしょうか?

みんな、お休み。


  

 

(2日目に続く)




(PostScript:1日目編集後記)
この日、福岡県で8人のグループで川に遊びに行った小学生6年生の子どもが

3人溺れて亡くなったというニュースが報道されました。

同じ日に、三重県で7人の友だちと海に遊びに行った中学3年生が

海で溺れ亡くなったというニュースも報道されました。


目をそむけたくなるニュースであると同時に、

子どもたちを「川に連れてきて良かった」と思いました。


このようなニュースを目にして、

「川が危ない場所であること、海が危ない場所であることを

 もっときちんと、そして何度でも教育されていれば、

 このような事故は防げたかもしれない。」

という、強い悔しさに似た感情を覚えました。


今回のお泊り保育の川遊びも、

美しい川を前に、既にライフジャケットを着用して

今か今かと早く川に入りたい子どもたちに

教員が語りかけます。


「おじちゃんたちが立ってくれているあたりの赤い旗が見えますか?

 あそこから出てはいけません。」

「絶対に一人になってはいけません。」

「この笛の音が聴こえたら、すぐに先生のところに集まります。」

こういったいくつものルールを学ばせます。


楽しい時間を過ごしつつも、

川が危険であることを

川を目の前にして学ばせます。


危険というものは、

なにかしら体感しなければ、わかりにくいのです。

何度も伝えなければ、その子の知識になりにくいのです。

小さい頃からそういった教育を繰り返し受けて、

ようやく危険を察知できるようになるのです。

道路を見せて、道路に飛び出さないことを伝えることもそう。

山に登って、下り坂で走らないことを伝えることもそう。

道具を持たせて、正しく使うことを伝えることもそう。

どうしても教育が必要なのです。


そういった教育が不十分であったとき、

小学生高学年であろうと

中学生であろうと

高校生であろうと

川や海で命を落としてしまうのです。

川の危険について体験が乏しいから

深みにはまってしまうのです。

離岸流や潮の存在を認識できていないから

沖に流されてしまうのです。


だから、川に行かないのではなく

安全な川を調べ、

選んであげ、

安全な川がどのような姿なのかを自分の目で見させ、

ライフジャケットを着せてその必要性を語り、

ルールを聞かせてそのルールを守らせ、

そして園に帰ってきたら

「ルールを守れたから、こうして無事に帰って来られたのだ。」

ということを、語り掛けてあげます。


幼少の頃からのそういった体験が幾重にも重なっていき

その子の確かな知識となり、

自らの命を守ることができる大人へと成長します。


だから、教育が必要です。


お泊り保育は子どもたちにとって

かけがえのない体験教育です。


今日のご家庭での一言一言の教育が、

お出かけ先での一言一言の教育が、

子どもたちを成長させています。


語り続けていきましょう。

何度も何度も

同じことを伝え続けていきましょう。






七夕まつり・このみ夏祭り

2023-07-11 11:55:00 | Weblog
2023.07.06-07


子ども達が楽しみにしていた

七夕まつり・このみ夏まつり


年長さんは当日に向けて

クラスでいろいろ相談し

どんなお店を出すのか…

どんな品物を作っていくのか…

また、どうやって作っていくのか等々

みんなで話し合い、協力し合い、

作り上げてきました


夏祭り前日、

年長さんだけで 一足早い夏まつり


それぞれがお店屋さんになり、

お客さんになり、…

楽しい時間を過ごすことができました


  

  

  





そして・・・

七夕まつり本番

いよいよ始まりましたー


たくさんのお客様を前に

頑張っている年長さんの姿は

とても素敵でした


一仕事終え、

お家の方と一緒に楽しんだお買い物


そして…

お食事の「焼きそば」も美味しく頂きました


たくさんの方々にお手伝い頂いて

無事終えることができました

素敵な思い出になりましたね


  

  

  




みんなの短冊に書いた願い事も

叶うといいですね