木の実幼稚園のゆかいな仲間たち

愛媛県松山市にある『木の実幼稚園』の先生たちによるBlog

お友だちと一緒!!(ひよこ組)

2016-01-25 16:15:55 | Weblog

今日は大寒波の影響でとっても寒い日

でも 凧を作って外で元気よく走って遊びました


    

      



砂場でお友達と一緒にご飯を作ったり、

ブランコも 上手に順番を待てるようになりました。


    



年少さんに向けての交流で、早便さん・後便さんみんなでご飯

今日はお家のお弁当


    

      


ひよこ組さんでの生活も後少し、、、。

先生やお友達といーっぱい遊ぼうね



                N.T.



平成27年度大寒マラソン大会

2016-01-21 20:20:48 | Weblog

今年は どんなドラマがあったのでしょうか。


平成28年(2016年)の大寒は、1月21日(木)でした。

暖冬という言葉が使われるようになる そのはるか前の40年近く前から続く伝統行事

「大寒マラソン大会」が、今年も天候に恵まれ開催されました。

過去には雪が舞う中での開催もありました。

この日 気温は下がったものの昨日までの強風は凪ぎ

時折 陽光が差す中で 各学年がスタートできました。


今年の1月中旬は

暖冬と呼ぶにふさわしい穏やかな正月が嘘のような天候となり

大会前には休園になる程の暴風が吹き荒れた日もありました。

そのため 例年は大会前に2回ある練習会も1回となり、

本番コースでの練習が1度しかできませんでした。


年少さんは公道での初めてのマラソンに取り組みます。

年中さんになると 少しずつ競争心が表に現れるようになり

年長さんになると レースと呼ぶにふさわしい勝負を繰り広げます。



今年も 卒園を控える年長さんのお話です。


スタートのピストルが鳴ると

先頭集団に入ろうとする子どもたちは

混雑する西門とその直後のUターンを うまくさばきながら

自分の位置取りをします。

そこは 彼らにとって最初の難関となるところです。

ここでの位置取りとスタートダッシュで後れをとると

レース終盤にひびいてきます。


西門を出てから川沿いのコースに向かうまでの直線では

子どもたちの足音は非常に慌ただしく

良い位置取りを収めるために ほぼ全力疾走に近いスピードで走り抜けます。


そのあと川沿いの直線コースに出る前には

グッと力のいる上り坂があり

その坂を上がるとようやく一度ペースが落ち着きます。


しかし、ここに子どもたちの二つ目の難関があります。

ここに来るまでにスピードを上げたあと

更に坂を上ることで 一気に呼吸が荒くなります。

苦しくても 手を振り 足を上げ続けなければ

あっという間に後退してしまいます。


今年のレースは先頭集団が固まって進むというより

距離をお互いに保ちながら

少し長い隊列のような位置取りになりました。

そんな中で 一人一人がしっかりと前を走る子の背中を捉え

苦しさをじっとこらえながら目の前の子を追います。


スタートダッシュを成功させ、

このレースで先頭に立ったのは

練習会で後ろを走る他の子を劇的に引き離して優勝していた男の子でした。

まだレース序盤ながら 「このまま彼で決まりだろうか!?」と思いました。


1週目の折り返しの橋を回り 再び川沿いの直線に入っても

落ち着いたレース運びに変化はありませんでした。

ふと川の対岸に目をやると

折り返しの橋に向かって直線を走る子どもたちの目が

真っ直ぐに先を見ている様子を見ながら

(いいぞ がんばれ)

と心の中で唱えていました。



コース2週目に入っても ペースがガクッと落ちることはありませんでした。

気のせいか 練習会より少しペースが早いように感じました。



毎年なのですが

レースが2週目に入ると

先導をしている私までドキドキしてきます。

夢中で走り続けているだろう子どもたちの先で

どんな結末が待っているのかと、

私も緊張して身構えます。


普段の年は、レースコースの最後に迎える大きな曲がり角である「このみ橋」が

駆け引きの大舞台になります。

大きな曲がり角の為 一度ペースがガタッと落ち

そこから最後の直線に立ち上がるときにスピード勝負が始まるのです。


...と予想していた私は きっと油断していたのでしょう。

今年はその曲がり角より前に 勝負の局面が待っていました。



私のすぐ後ろを走る先頭の男の子の足音が変わりました。

最後の曲がり角より前に ギアが一段上がったのです。

彼らのペースを乱さないように 私も慌てて加速します。

振り返ってみると

先頭を走り続けてきた子から少し離れたところを追っていた2番手の子が

先頭の子に挑みかかったのでした。

練習会で圧倒的な差があったにもかかわらず

最後にひっくり返してやろうと

チャレンジしたのです。



その子のハートに火を着けたのは

彼のお父さんでした。

ギアが一段上がる直前に聞いた

「りょう! ここが勝負!」

と、男の子の名を呼ぶ声は

確かにチャレンジした子のお父さんの声でした。



心と体は 不思議なほどに連動します。

もうダメだと思ったり あきらめの気持ちがひとたび芽生えてしまうと

体は急に重くなります。

しかし、その逆もあります。


家族の声が耳から入り 耳から入った声が心に届くと

ついさっきまで弱々しかった子どもの足取りが

突然軽やかになり もう少し走れることがあるのです。



練習会で先頭の男の子に引き離されていたこの男の子は

今日のレースをどんな気持ちで迎えたのでしょう。

あの差はひっくり返すことができないと思ったでしょうか?

それとも ひっくり返してやると思えたでしょうか?

今日のレース中 前回のように大きく引き離されることは無いものの

いっこうに届かない先頭の男の子の背中を見ながら

彼は何を思っていたでしょう。



レース終盤、その彼の体を動かしたのは

彼の名を呼んだお父さんの声でした。

そして 彼はその声に反応したのです。


受けて立つ先頭の男の子はどうでしょう。

差が一気に縮まりかけるのですが

彼は引き下がることなく

そのチャレンジを見事に受け切り

そして、先頭のままゴールしたのでした。



今日 ゴールを先頭で駆け抜けたのは ゆうた君。

彼は 年少の時も 年中の時も 優勝にからんだわけではありません。

しかし 今年彼は 練習会から大会まで

先頭を走り続けました。

子どもは いつその才能を開花させてゆくのか

皆目見当がつきません。

我々大人がしっかりと観てあげないと

開花の瞬間を見逃してしまいそうです。



さて レース中だけでなく

ゴールをした後の子どもたちの表情や様子がとても気になり

また、心打たれます。


「ちゃんと最後まで走ったよ!」 と

先生たちに着順を書いてもらった掌をいっぱいに広げ見せてくれる

小さな手と すぐその横にある笑顔を見ると

ベッタベタに褒めてあげたくなります。

毎年思うのですが、幼児が一度に走るには やはり距離が少し長いのです。

普段の生活で、こんなに長い距離を一度に走ることが無いので

走ることがたまらなく好きでなければ

ほとんどの子どもにとってマラソン大会は

しんどい出来事のはずです。


だからこそ そのしんどいことに取り組んで

コースを走り切ってゴールに帰ってきた子どもたちを

ベッタベタに褒めてあげたいのです。

今頃お家でホッとしているかな(笑)?



一方で

ゴールをした後に、涙を ポロポロ ポロポロ と流しながら

顔をクシャクシャにしている子が何人もいます。

きっと 目標にしていたことがあったのではないかと思います。

絶対こうなりたい と、心に思ったことがあったのではないかと思います。

そして今日は、そこには届かなかったのだと思います。



くやしくて ざんねんで

もう一回やりたくても やり直しがきかなくて

そんな時にこぼれ落ちる涙が

彼らにとって どんな心の経験となるのでしょうか。



毎年大会を終えて思うことがあります。

マラソンは

決して順位だけの活動ではありません。

順位が上であろうとそうでなかろうと

その時に出せる自分の力を精一杯出して 最後まで走りきる

そんな第一の目標の上に

それぞれが それぞれの目標を上積みして

目標に対してどれくらいチャレンジできるか

そのあとに どんな気持ちを味わうか。

そのような心の経験が この活動の意味付けの根底に在ると

そう思うのです。


自分との競い合い 誰かとの競い合い

彼らの次の学校である小学校へと進級すると

学業であれ スポーツであれ 芸術であれ

それを望んでいなくても

何かしらの形で優劣がつく機会が一層増えます。

それまでに

あともう少しだけ

心の経験を、心の教育を。


  


               (平成27年度大寒マラソン大会 完)






追伸: たまちゃんへ


年少の時も 年中の時も 一番でゴールテープを切った君の姿が

そして 今年の練習会でも順調に3位に入っていた君の姿が

今年 先頭の子がゴールをしたあとも一向に見えなかったとき

「(何が起こったの?)」

と、きっと何人もの先生が驚いたことでしょう。

今年レースを終えて先生たちが目にしたのは

涙を流している顔でした。


何かの競技を始めて

そのあと一生勝ち続ける人は...

きっと世界中探してもいないんじゃないかと思います。


オリンピックで金メダルを獲って世界一になった人でも

きっと何度も負けて 何度もくじけてきたと思うんです。


今日は 君にとって果たして単なる「残念な日」でしょうか。

そんなことは 絶対にない。

2年連続優勝してきた君にとって

今日は大会で初めて負けた「大切な日」。

金メダルを獲ってきた人たちと同じ

君にとって何度も負けた日のアルバムの一つ。



さぁ これからどうしますか?

先生たちは知っています。

君は

「もーえーわい」

などとは、絶対言わない。


そうであってくれると、信じています。


たまちゃんよ

いざ

次のチャレンジへ。

いつだって 成長はチャレンジの先に在る。


...と、思うよ。







あけましておめでとうございます(ひよこ組)

2016-01-13 16:35:13 | Weblog

あけまして おめでとうございます

年賀状もありがとうございました

新しい年になり、久しぶりの幼稚園。

笑顔いっぱいで登園してきてくれました


久しぶりに会う先生や友達に 大喜びの子ども達。

さっそく外でも元気に遊びました。

冬の冷たい水もへっちゃら

お水を入れてさっそく泥んこ遊び


    
  



今日は雨が降っていたので、室内遊び。

風船をお友達とぽんぽんしたり、曲に合わせて踊ったり


    

     


お友達とおままごとも楽しんでいます


    

     



三学期も元気に幼稚園で遊ぼうね


           N.T.