今日はマラソン大会の前におこなわれる練習会の2日目です。
本日の愛媛県中予地方の予想最高気温は8℃。
年少さんから年長さんまでの3学年が
園を飛び出し 近くの川沿いのコースを走ります。
先生たちと一緒にコースの下見や練習会の初日を終えているだけあって
子どもたちもマラソン大会の雰囲気をつかめている様に見え、
スタート前の準備にも慣れてきたようです。
このみくん
スターターの役もあるのですが
年長さんのリードとして先頭を走る役もあるのです。
今日 走りながら思いがけない会話を耳にして
少々驚きました。
スタートから少し行ったあと 川沿いの直線に入ったときのことでした。
「今日は早く走らんの?」
「うん、今日は1番かどうかはかんけいないんよ。」
「そうなん。」
「でも、本番では負けんけん、えーんよ。」
これ 2日前に行われた練習会1日目に
先頭を競った2人の男の子の会話です。
自分のほんの少し後ろから聞こえてきたこの会話に驚きました。
一つは
「(今、このみくん、けっこう早く走ってるつもりだけど
もっと早く走れるってこと?)」
という驚き。
(& このみくん、しゃべる余裕はないんですけど...という落胆。)
もう一つは
「本番とか 練習会とか
練習会をどう使うかとか その駆け引きとか
そんなことまで考えながら今日まで練習してきたの?」
という驚き。
そもそもこのマラソン大会は、
年間を通して体力づくりを行っている子どもたちが
一年で最も寒いと言われる大寒前後に
園を飛び出してコースを走るという
学園創立から35年続く伝統の行事です。
子どもたちが一度に走り抜けるには少々長く感じる距離ですし、
スタート直後の混雑や 力が出なくなる最後の方には転倒することもあって
子どもたちには冬場の試練です。
そのため 教育上のねらい(目標)も
年少さんは 『寒くても 先生や友だちと一緒に 泣かないで最後まで頑張る』
年中・年長さんは 『競争意欲をもって 自分のペースで取り組み 完走する』
という、
シンプルながら 近い将来に小学校に進む彼らに必要になる素養を得る
大変貴重な体験として長らく行っているものです。
ですが、 そういった想像や期待以上に彼らが考えていることに
とても驚きました。
そして たまたま先頭を走っていた彼らの声が聞こえてきたのですが
どのあたりを走っていても
きっと一人ひとりが思っていることがあって
そんな中で最後まで走ろうとしているんだろうなと
想像しながら走っていました。
(...それを口に出してしゃべる余裕はありませんでしたが。)
練習会を終えて教室に戻る子どもたちが
「見て!」と言いながら右手をパッと広げ
手のひらにマジックで書かれた順位を見せてくれるときの
なんとも言えない満足げな表情を見ていると
「(頑張って最後まで走ったんよ! すごいやろ!)」
そう話してくれているようで ベタ褒めしたくなるのです。
嬉しくなるのです。
行事ごとに 興味があったりなかったり
行事ごとに 楽しみであったりなかったり
行事ごとに 得意であったりそうではなかったり
だから なるべく多くのことを体験させてあげたい。
マラソン大会も その中の一つ。
さぁ スタートの時間が近づいてきました。
順位も大事だけど
それと同じくらいかそれ以上に大事なことは
しんどい自分に負けずに 幼稚園に帰ってくること!!!
PostScript:
良きライバルは自分も相手も育てます。
だから 敵(エネミー)ではなくて 好敵(ライバル)。
小さな子どもたちの小さな社会にも
良き出会いがあることを喜びながら
スタートを迎えたいと思います。
(当日 このみくんがしんどくて見苦しい顔で走っていても
そっとしておいてあげて下さい。
力の限り走ります(笑))
本日の愛媛県中予地方の予想最高気温は8℃。
年少さんから年長さんまでの3学年が
園を飛び出し 近くの川沿いのコースを走ります。
先生たちと一緒にコースの下見や練習会の初日を終えているだけあって
子どもたちもマラソン大会の雰囲気をつかめている様に見え、
スタート前の準備にも慣れてきたようです。
このみくん
スターターの役もあるのですが
年長さんのリードとして先頭を走る役もあるのです。
今日 走りながら思いがけない会話を耳にして
少々驚きました。
スタートから少し行ったあと 川沿いの直線に入ったときのことでした。
「今日は早く走らんの?」
「うん、今日は1番かどうかはかんけいないんよ。」
「そうなん。」
「でも、本番では負けんけん、えーんよ。」
これ 2日前に行われた練習会1日目に
先頭を競った2人の男の子の会話です。
自分のほんの少し後ろから聞こえてきたこの会話に驚きました。
一つは
「(今、このみくん、けっこう早く走ってるつもりだけど
もっと早く走れるってこと?)」
という驚き。
(& このみくん、しゃべる余裕はないんですけど...という落胆。)
もう一つは
「本番とか 練習会とか
練習会をどう使うかとか その駆け引きとか
そんなことまで考えながら今日まで練習してきたの?」
という驚き。
そもそもこのマラソン大会は、
年間を通して体力づくりを行っている子どもたちが
一年で最も寒いと言われる大寒前後に
園を飛び出してコースを走るという
学園創立から35年続く伝統の行事です。
子どもたちが一度に走り抜けるには少々長く感じる距離ですし、
スタート直後の混雑や 力が出なくなる最後の方には転倒することもあって
子どもたちには冬場の試練です。
そのため 教育上のねらい(目標)も
年少さんは 『寒くても 先生や友だちと一緒に 泣かないで最後まで頑張る』
年中・年長さんは 『競争意欲をもって 自分のペースで取り組み 完走する』
という、
シンプルながら 近い将来に小学校に進む彼らに必要になる素養を得る
大変貴重な体験として長らく行っているものです。
ですが、 そういった想像や期待以上に彼らが考えていることに
とても驚きました。
そして たまたま先頭を走っていた彼らの声が聞こえてきたのですが
どのあたりを走っていても
きっと一人ひとりが思っていることがあって
そんな中で最後まで走ろうとしているんだろうなと
想像しながら走っていました。
(...それを口に出してしゃべる余裕はありませんでしたが。)
練習会を終えて教室に戻る子どもたちが
「見て!」と言いながら右手をパッと広げ
手のひらにマジックで書かれた順位を見せてくれるときの
なんとも言えない満足げな表情を見ていると
「(頑張って最後まで走ったんよ! すごいやろ!)」
そう話してくれているようで ベタ褒めしたくなるのです。
嬉しくなるのです。
行事ごとに 興味があったりなかったり
行事ごとに 楽しみであったりなかったり
行事ごとに 得意であったりそうではなかったり
だから なるべく多くのことを体験させてあげたい。
マラソン大会も その中の一つ。
さぁ スタートの時間が近づいてきました。
順位も大事だけど
それと同じくらいかそれ以上に大事なことは
しんどい自分に負けずに 幼稚園に帰ってくること!!!
PostScript:
良きライバルは自分も相手も育てます。
だから 敵(エネミー)ではなくて 好敵(ライバル)。
小さな子どもたちの小さな社会にも
良き出会いがあることを喜びながら
スタートを迎えたいと思います。
(当日 このみくんがしんどくて見苦しい顔で走っていても
そっとしておいてあげて下さい。
力の限り走ります(笑))