真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

ナウル共和国を知っていますか?

2007年06月25日 | Weblog
ナウル共和国は、太平洋に浮かぶ小さな島で、広さは東京都の品川区くらい、日本からの観光客が殆ど行かない国の一つだとTVで行っていた。ナウル共和国という名前は聞いたことがあったけど、地球上の何処に存在し、どんな国だったかもそう言えば知らないな~~と思って番組を観ていた。

一般に、太平洋の島々の国の美人である要件は、「太っていること」だ。昔、お相撲さんが沢山日本に来ていたトンガとか、サモアとかの美人は太っていることだと記憶していた。確か、主食がタロイモなどの芋類で、栄養満点でこれを毎日食べていたら太るだろうと容易に想像がついた。

ナウル共和国の美人の要件は、やはり太っていることで、誰もがとても肥満に思えた。そして、ここの国民の殆どが糖尿病予備軍なのだそうだ。国をあげて、糖尿病を克服しようとしているのだが、国民は一向にその気が無いらしい。なぜ、ナウルでは、肥満が多いかというと、お金に任せて美味しいものを食べたからだと言う。20年前くらいはアメリカや日本を抜いて世界一の富有国にまでなっていたことは余り知られていないのだ。

当時、国民の誰もが豊かで、働かずとも食べて行けたのだそうだ。豊かさの元は、国に埋もれていた「リン」が売れたことである。しかし、リンを30年間掘り尽くし、資源が枯渇してしまい、今ではその頃の豊かさのかけらもない。国民の90%が失業中で、働く意欲も働く場所も無いのだそうだ。1年中30度前後ある島はとても暑く、成人した大人が、涼を求めてバイクでただ島を1周している姿はなんとも悲しい。じっとしているより、バイクで走っているほうが、涼しいからだと言っていた。

また、ナウルで行っている教育は、小学校低学年で読み書きの教育、高学年には、働くことが当たり前だという教育をしているのだそうだ。働くことが当たり前だと思っていたけど、昨日の中近東の若者と同様に、働くことが当たり前だと思えない人々が地球上にまだ居たなんて驚きだ。

島周辺の綺麗な海を観ると、のんびりと時間が過ぎているようだし、働かなくても良いかなと思うのかもしれない。私などは、することが無く時間が有り余ったら、数日は何も考えずに過ごせるかもしれないけれど、きっと何かをしなくてはと、焦りだすだろうと思う。
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