毎週金曜日予定更新の予定が、
出張で遅れてしまった今日この頃。
教養学部のころに、ある先生が、
昔(といってもかなり昔で明治時代)は、面白い本読もうと思ったら
外国語ができんとあかんかったが、
最近は、文学でも論文でも、いいものは片っ端から翻訳されてしまうので、
若者は、翻訳で満足してしまい外国語を勉強しなくなってしまった
と嘆いておりましたのを思い出します。
確かに、外国語を楽しめるまで読めるようになるのは
なかなか大変ですものと思う訳ですが、
そのあと、この先生は、さらに、日本人の英語力を高めるための方法として、
「外国の傑作ミステリを片っ端から訳す」
という提案をしました。
いや、訳したら意味ないだろうとの突っ込みが入りそうですが、
そこで間髪いれずに
「ただし、訳すのは上巻だけ」
と一言。
確かに、すごく面白い本が上巻だけどんどん訳されて行き、
日本国民がもんもん状態で、下巻の原著売ったら売れるかもしれん。
そう考えると、ハリーポッターも3巻あたりで翻訳を止めておけば
日本人の小学生の英語力はものすごいことになっていたやもしれん。
スターウォーズも、字幕・吹き替えは前半だけにしておいたらどうだろう?