気ままな旅

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木曽御岳登山の思い出(2007年8月)  その②

2008-03-08 14:18:07 | 
 今回は登山の開始前に御嶽山の山に関して少し触れておきたい。
 まず最初に「御嶽山」の山名の由来である。
 古くは「みやま・みたけ」などと呼ばれ、山の中でも王と尊称された。御嶽信仰が普及するにつれ御嶽と呼ばれだし、親しみを込めて「木曽の御嶽山」となった。

 次に御嶽山の山に関して述べると、
 御嶽山の標高は3067mで、わが国第14位の高峰である。東西の根張りは30数kmもあり、ひとつと山としては日本最大の山塊である。北アルプスから一歩離れた独立峰としてそびえ、四季を通じた移ろいの美しさは、訪れる人々を魅了してやまない。
 まだ記憶に新しいのは1979年(昭和54年)の噴火と、1984年(昭和59年)の長野県西部地震での崩壊である。
 また、御嶽山を知る上で大切なことは、古い歴史を持つ山岳信仰の山であることで、いたるところにある御嶽教のモニュメントがそのことを如実に物語っている。
 御嶽山の広い山頂部には最高峰の剣が峰(3067m)を初め、麻利支天山(2959m)、継母岳(2867m)、継子岳(2859m)の四つの峰と、五つの火山湖、一つの火口原が存在する。
 火口湖のうち、ニに池は2900mの日本最高所の湖と言われている。

 駐車場から広くて明るい、田の原の自然公園の鳥居を抜けて、私達は登山を開始した。
 ここ田の原の正式名は「木曽御嶽自然休養林田の原公園」で標高は2180mである。
 まず最初に湿原となっているこの公園を散策した。公園内は木道の遊歩道が縦横に設けられ、散策できるようになっている。
 湿原の代表的なコバイケソーなどの高山植物の花はシーズンを終え、残念ながら見ることは出来なかった。
 ほどなくして湿原の散策を終えた私達は、近くの遥拝所で登山の無事を祈って御参りした後、登山道に入り、ゆっくりと登って行った。
 
           
       おんたけスキ-場からの雲海と後方の中央アルプスの山峰

              
           田の原への道路そばの遥拝所と後方の御嶽山

             
         長野県西部地震で発生した御嶽崩れ(昭和59年)

       
            御嶽山登山田の原入口の鳥居と御嶽山

      
             田の原自然公園にある遥拝所
     
         
                田の原自然公園(標高=2180m)
            


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