春夏秋冬

日々流されないために。

VOCALOIDなるソフト

2007年03月21日 18時42分33秒 | Weblog
VOCALOIDは、YAMAHAが開発した歌声合成システム。説明によると「実在の歌い手の声をサンプリングして、音素に分解したものを、自由に組合わせて「歌声」を作っていく」というもの。
 
実に面白いソフトだ。ネットで調べただけだから中身は分からないが、サンプルの音はmidiとは比べものにならないくらいの優れもの。本物の歌い手が歌っているように聞こえる。このVOCALOIDで製作した宮澤賢治「水汲み」(高田三郎:作曲)をネットで聴くことが出来る。URLは下記。この記事では、作曲家高田三郎の歌い方に関するコメントまで出ている。
http://www.ihatov.cc/song/takata.html
 
どうですか。うまいものだ。ただ、かちっとし過ぎて、ゆらぎがない。はじめは、あれ!すばらしい!と一瞬思うが、聴いているうちにロボットが歌っているような、無機質な肉声が一寸気に掛かってくる。そして、繰り返し聞くと、味わいが今ひとつかな。今一歩だ。しかし、あと一歩が難しいだろう。
 
上で述べた実在の歌い手をわが合唱団員の声にしてつくるとどうなるんだろう。わが合唱団が楽譜通りに歌う完璧な合唱が出来上がる。合唱団も人数が多くない方がよい。個々人の声が聞き取れるくらいの人数構成がよい。これで、本物とVOCALOIDを聞き比べると面白い。