3月27日(水)18時半 柳橋事務所を出る。
今日は通常の快速電車に乗車して最寄駅下車。
川沿いの道を歩き橋の袂下でマーキングした。
この場所に来ると、必ず尿意をもよおす。
2010年6月25日に亡くなった友人と
飲んだ帰途、必ず川に向かって二人で放尿したのだ。
国道14号線まで出た。
19時40分
左折して国道を5分ほど歩くと
台湾屋台の赤い看板がある。
先週開店したようだ。
店先の料理案内板を見た。
店内には4人席テーブルが
5卓あって、2卓は客がいた。
友人が亡くなる前、ここは中華料理店だった。
老夫婦が二人だけで営んでいた。
食道癌手術で声帯切除して、声が出せなかったが
老夫婦は病状を知っていたので、安心して食事が出来た。
私も出来る限り土日の昼飯に付き合った。
その後、友人が亡くなると、まもなく店を閉じた。
貸し店舗の貼り紙が出ていたが3年近い歳月が流れた。
今も店舗の2階に夫婦で暮らしている。
彼が亡くなったことを知ると、お上さんは大粒の泪で
彼が住んでいたマンションに合掌した。
店内は改装されカウンター席は無くなっていた。
台湾ビールとにんにくと胡瓜のあえもの、
牛肉麺を頼んだ。
久しぶりに水っぽいビールを飲んだ。
牛肉麺は台湾の味がしたが、おいしいとは感じなかった。
若夫婦二人で営み、台湾人か中国人だろうが
発音からすると女性は台湾人のようだ。
夫婦の子供だろうか店内で遊ぶ幼児がいた。
この場所は盛り場ではないので、出前をしないと
経営が成り立たないと、以前の店主が言っていたが
出前はしないようだ。
この夫婦に頑張ってもらいたいと念じるが
私には不安を感じて店を出た。
私がいつか三途の川を渡り、待っている君に
中華店から台湾屋台に代わったと報告しよう。