馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

およそこの世のものは、いつかは消え去る。

2013-03-16 23:03:12 | 日記

3月15日(金)渋谷が変わる。

横浜から埼玉まで直通電車が走る。

14日(木)黄昏の渋谷駅に下りた。

    

道玄坂を上がり、東急文化村を通り過ぎて

山手通りに出て、右折すると

病院らしくないホスピタルに入った。

1月初めに来て以来だ。

3階の4人部屋、手前右のカーテン仕切りをそっと開いた。

お袋は酸素吸入器を付けた状態でまどろんでいた。

私は立ったまま足元でじっとしていた。

 

突然、お袋のうめく声がして向き合った。

お袋は両手を挙げて私を見た。

私は冷たい両手を握った。

お袋は言葉にならない声と強い力で両手を

握り振った。

冷え冷えした手をじっと握り続けた。

少しずつ温かみが現れた。

突然 私の頭を叩いた。

何度も何度も叩いた。

私が子供だった頃、お袋に叩かれ

線香の火を点けるぞと叱られ

泣いたことが蘇っていた。

私は涙が流れた。

 

酸素吸入器のディスプレイがオレンジ色に点滅した。

緊急音が鳴った。

 

その時、弟夫婦が入ってきた。

大学病院の副院長である義妹が言った。

「久しぶりにお兄さんが来たので興奮しているのよ」

「お兄さんが現れないで寂しくて、心配もしていたのよ」

 

私は風邪を引いたので、感染させられないので

ひと月程来なかった。

 

20時、弟夫婦が居る間に病院を後にした。

 

閑静な高級住宅地を抜け、通りの緩い下り坂を渋谷駅に向かった。

右の暗い小路から、若い男女がふいに現れた。

小路の暗い坂道をみ上げた。

「なるほど、そうか」

なぜか、手を繋ぎあった男女の後姿を見ながら微笑んだ。

     

http://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/ef4a2391156e4bf35ce96f98460308d2

燃える若さ、生きている実感、

ラブホテルの明かりも健康なことなのだ。

ネオン煌く交差点の群集の中に二人は紛れ見えなくなった。

余命旦夕せまる人達と、これからを生きる人達が

宵闇の谷間で刻々とかけがえのない日々の暮らしを過ごしている。

    

哲学者 中村元の言葉を何度もユーチューブで聴いている。

 

およそこの世で永遠に存続するものは無い。

いつかは消え去る。

人も物も。

http://www.youtube.com/watch?v=NWZtkxP3eGg

 

お袋とは絶縁状まで送ったこともあったが

両親があって私が生まれたのだ。

 


のれそれは地酒に合う。

2013-03-16 17:17:36 | 日記

3月13日(水)18時、人形町の立ち飲み 酒喰洲へ

地酒と旨い刺身が食べたくなって出かけた。

 

3点盛りを頼んだ。

アナゴの稚魚 のれそれが出てきた。

いやあ~ 旨いね!

http://www.tosa-sakanaya.com/binbi/noreso.html

 

そんなんで、14日(木)漁港の魚屋で

奮発してマグロ中トロを買った。

  

ランチは マグロ丼と煮干出汁に油揚げ ネギが入った白味噌汁。

お米は滋賀から直送、炊き立てご飯にマグロ

 

体重78キロのデブなだが、体脂肪は少ない。

歩くし、魚食べるから?