馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

それぞれ墓参り。

2014-04-30 18:16:44 | 日記

4月29日(火)昭和の日

午前10時、妻が出かけた。

 

去年4月1日に92歳で老衰死した月命日。

毎月、妹とスカイツリー真下の寺に供花して食事してくる。

母娘の血の情愛は本能がさせるのか?

近寄り難い。

 

私も少し遅れて出かけた。

総武横須賀線に乗車。

12時7分に戸塚駅に着いた。

 

今年正月2日に親父の墓参り以来だ。

駅前からタクシーの乗るのだが、今日は歩いて向かう。

線路沿い15分程歩くが、通り沿いの家並が違うような気がした。

立ち止まり、近くにいたお婆ちゃんに道を尋ねた。

勘違いが分かった。

駅西口側で降りて線路伝いを歩いたが。

東口側で降りなければならなかった。

やはり、呆けが進んでいるようだ。

お婆ちゃんが近くからバスに乗るので

私も一緒に乗って駅に戻ることにした。

車中、墓参りの事情をお婆ちゃんに話した。

 

「私もそのような死に方をしたい」と言う。

 

親父が28年前、新潟越後湯沢の旅館で

朝風呂に浸かった直後、一瞬にして亡くなったことだ。

 

お婆ちゃんが言う。

「お金がかかる施設に入って、よたよた長生きしたくない」。

「これからのお年寄りはお金無いと施設暮らしは出来ないわね」

私をチラリと見やり、「でもあなた!お金持ってそうだから大丈夫ね」

 

何とも、真逆の事言われているようで冷や汗掻く。

 

東口に出てタクシーに乗車した。

13時23分 山門に着いた。

近くの商店で花を買うが一束しかなかった。

日本酒とツマミも買った。

 

墓前に片側だけ、供花し

 

墓石のテッペンから酒を注ぐ。

濃緑の斜面は風もなく、鳥の鳴き声もしない。

墓参の人影もない。

  

静寂な山寺に佇むと心は落ち着き

呼吸が楽になる。

 

年齢を重ねてきた。

遥か遠くに感じていたものが、今は確実に近づいたのだ。

2010年に61歳で亡くなった大学同期は

食道癌発症を医師から告げられた2009年5月から

毎月、両親の墓参りをしていた。

 

同期は言った。

「親に懺悔だ。いい加減だったから」

 

私も去年から、墓参、母親への見舞いが多くなった。

余命の人生になったからだろうか?

 

14時、寺を出て駅に向かって歩く。

駅まで約3.5キロの道のりだ。

雨が降り出した。

コンビニで500円傘を買う。

朝食抜きだったので、街道沿いのラーメン屋に入る。

スマホで調べると評価は良い。

 

お勧めラーメンを自販機で買う。

カウンターに出てきたラーメンは山盛り。

鶏のから揚げ、うずらの卵、メンマ、もやし

私が苦手な濃厚スープ。

若者には旨いのだろうな?

 

15時半 戸塚駅から横須賀総武快速線に乗車。

16時40分船橋駅着く。

 

雨は止んでいた。

飲み屋小路を通った。

時間を見た。17時前だ。

 

居酒屋に入った。

この居酒屋は亡くなった同期と生前飲んだところだ。

チューハイと煮込みを頼んだ。

更に、樽酒、タンとシロを各2本注文。

昭和の日 休日の夕方。

昭和のオジサン達が、浮世の煩悩を忘れるために

酔いしれているのだ。

18時 自宅に着いた。

妻は食事を作っていた。

娘は今日も遅くまで仕事だ。

直ぐに風呂に入った。

 

本日の歩数計。

19.686歩

14173m

2時間47分

1195㌍

 

異常でした。