5月30日(木)
9時、自宅を出た。
5分ほど歩いて商店街まで来て
スマホを自宅に忘れたのを気づいた。
戻るのはしんどいので自宅に公衆電話から電話しようと
思ったが、妻は自宅電話には怪しい詐欺電話しか
ありえないと電話に出ることはない。
戻りかけた時、スタイルの良い
美しい中年女性?がこちらに向かって来る。
20メートル程の距離で女房だと分かった。
テーブルに充電したままなのに気づき
追ってきたのだ。
物忘れ、顔忘れが多くなった。
商店街にあるペンションのオバサンが出てきた。
旦那は車椅子の介護状態。
そこに、町内会長が現れた。
ペンションのオバサンは年齢を教えてくれないが
70代であるはずだ。
町内会長は69歳。
二人とも現役で仕事しているので元気だ。
町内会長は2時間しか寝ていないと言った。
タクシーの運転手で明け方まで運転していた。
洋服の営業もして、町内会長で活動。
奥さんは10年前に亡くなり一人暮らし。
元気だ。
オバサン お婆ちゃんどっちで呼べばいいのか?
そのオバサンが言った。
「明日の電気代の支払いどうしようか」と悩むくらいが長生きするのよ」
50代で仕事せず優雅な生活する人は長生きしないと言う。
そこへ、ペンション対面の居酒屋の親父が出てきた。
同じく60代半ばだ。
私も含めてみんな明日の米どうしようと
走り回る年寄りなのだ。
貧乏は健康で長生きだ。
柳橋事務所でランチのチキンシチューを食べて出かけた。
両国橋袂にある蕎麦屋の爺さんに国道14号線西詰めの信号で会った。
先日 柳橋を自転車で出前の盆を片手で担ぎ
自転車に乗っているのをテレビカメラが何回も追っていた。
元気良く挨拶した。
昭和10年生まれだから78歳になる。
先週はローカル局が浅草、スカイツリー特集なので
「俺の出前姿をスカイツリーをバックに撮影した」。
爺さんが得意げに言った。
「お巡りさんは自転車の片手運転や携帯電話を架けての
運転は注意するが、俺が盆を持って自転車の乗っても
文句は言われない」
この近辺では有名な爺さんで、両国橋歩道は緩やかなアーチ上なって
いるが、何段にも積んだ蕎麦を片手に抱え自転車で
渡るのは驚く。
外国人観光客は皆カメラを回し吃驚仰天!
爺さん得意げに通り過ぎる。
毎日動き回る老人は頭も身体も鈍くない。
私は毎日10k以上歩いているが
効果は死ぬまで分からないだろう。