心の旅紀行

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イスラエルは戦争による国土拡大では生き残れない

2021年08月31日 | 世界
アメリカ軍のアフガニスタン撤退で苦しくなるのはイスラエルです。次はアメリカ軍のイラク撤退が予定されています。イスラム戦士は、イスラム圏からアメリカ軍を追い出すため、次の攻撃目標を定めるでしょう。政府が親アメリカと言われるサウジアラビアが目標になる確率が高いと思います。

アメリカ軍がイスラム圏から撤退していくとイスラエルが不安定になってきます。イスラエルは戦争による国土拡大では生き残れないしょう。

それでは交渉で生き残れるかというとこれもむずかしいと思います。イスラエルは建国以来あまりにも戦争でパレスチナ人や周辺国を苦しめすぎました。イスラム戦士は交渉に応じないのではないでしょうか。

ユダヤ民族の祖先が、カルデアのウルを出たときから、ユダヤ民族は土着性を失い、他民族に寄留するようになりました。人口が増えて繁栄すると独自の国を持ちたいと思うが、無人の地に国をつくるのではなく、先住民が多い地で国をつくろうとするので、先住民や周辺国から反撃を受け、国をつくれないか、安定しません。排他的価値観が強いので、強大国が支配力を強めると、反抗し、滅ぼされて、世界に散りました。現在のイスラエルは、アメリカなどの強大国の支援のもと、つくられましたが、イスラエルの国土拡大主義が、世界の鼻につき、アメリカなどもイスラエルの面倒を見きれないと思うようになってきました。アメリカなどはイスラエル防衛に疲れてきたと思います。

このような情勢の中でイスラエルは生き残りを考えなければなりません。今回、イスラエルが、ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人を労働者として受け入れると発表したのはこの地区の暫定政府との交渉を重視したからだと思いますが、暫定政府より、ガザ地区のイスラム戦士の方がイスラム圏の支援を集めており強いのではないでしょうか。

軍事力で押せ押せのイスラエルが、苦しい交渉を強いられる事態に追い込まれつつあるようです。
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