心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

アメリカ軍のアフガニスタン撤退は必然性がある

2021年08月04日 | 世界
いっこうに戦乱がやまないアフガニスタンでも大半の人々は平和を望んでいます。ところがアフガニスタンの部族、タリバンなどは戦争で権力を拡大あるいは守りたいと思うので、内外の武器生産者と武器商人は大喜びです。彼らは人が死ぬことなど気にしません。彼らも自分の権力拡大あるいは維持に夢中です。戦争意欲の強い部族、タリバンなどは利用されています。アフガニスタンは戦乱でどん底まで疲弊しないと戦争をやめないかもしれません。戦争に疲れ切らないと賢くならないようです。

アフガニスタン政府は、国民に反政府武装組織を戦争で壊滅することを呼びかけています。戦乱は拡大するでしょう。外国軍はアフガニスタンの戦場から離脱すべきです。

アフガニスタンの別の問題はアヘンの原料になるケシの栽培が多いことです。儲けがいいのでケシ栽培を優先する農業者が結構多いのではないでしょうか。農業者はケシ栽培の収益のみ考え、アヘンの問題は考えないようにしているのではないでしょうか。収益主義が権力者に利用されています。ケシ農場経営者は権力者でしょう。

かつてロシアが軍を引き上げたようにアメリカ軍が撤退したことはいいことだと思います。アメリカ軍が駐留して治安を保っても平和は来ません。権力者と一般の人々が混合して社会を構成しているのでアメリカ軍が活動的になると一般の人々の犠牲が多くなります。アメリカが戦争でアフガニスタンを平和にすることは不可能です。大半のアフガニスタン人はアメリカの介入に反感をもっています。アメリカ軍が駐留してもアフガニスタンを疲弊させるだけです。アメリカの損失も大きくなります。

小麦の生産のような農業を振興することでアフガニスタンの平和を希求した中村哲医師は、部族の水利権争いに巻き込まれて殺されてしまいました。アフガニスタンの荒々しい現状を感じます。
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中国の海洋炭素系エネルギー開発は失敗する

2021年08月04日 | 世界
中国は東シナ海で海洋利権を追求して日本をも困らせてきましたが、少なくとも海洋炭素系エネルギー資源開発は失敗に終わるでしょう。世界的脱炭素の動きに中国も同調せざるをえないからです。コスト高の海洋炭素系エネルギーの消費量は減るからです。

世界的脱炭素の動きに加えて世界的異常気象も中国に大きな影響を与えると思います。

外に押せ押せの姿勢では中国共産党の実績は上がりません。外の反発は意外に強いものです。地道に中国の人々の生活改善に取り組まないと共産党の存在価値はなくなります。国境争いをやめ、内政重視に転じざるをえないでしょう。

盛んに中国は、地域の問題は地域内の国々の話し合いで解決する、地域外のアメリカ、ヨーロッパなどが介入するのは不当と主張していますが、地域内では具体的にどのような話し合いをやっているのでしょうか。たとえば日本がアメリカとの同盟を解消したら南シナ海や東シナ海の問題は日本と妥協すると言っているでしょうか。

中国内自治区の人々の自由の問題は、日本がアメリカとの同盟を解消することとは関係ありません。自国内の問題です。自国内の問題も解決できない中国が地域内の日本との問題を解決できるとは考えにくいと思います。

日本は、中国の圧力に耐えながら現在の経済交流は大切にすることがだいじです。戦争しないためです。長期的にはアメリカとの同盟を解消し、中立、独立を目指すべきです。強大国と同盟することは世界平和に反します。国連を立て、国連改善に努力することがだいじです。将来、国連は国連ではなく、世界の人々の機関に脱皮する必要があります。
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