キー子のブログ

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おいしいごはんが・・・

2022-09-24 20:29:23 | 映画・ドラマ・本
芥川賞受賞の「おいしいごはんが食べられますように」を読みました。

芥川賞を受賞していなかったら
「(* ̄- ̄)ふ~ん」で終わっていたと思うけれど

芥川賞受賞の作品だから・・

「いったいこの作品のどこが
すごいのだろうか」

「どこを評価したらそんな賞を
頂ける作品と称賛されるのかしら」

と読み終わってからのほうが時間をかけるくらい考えました。

そうすると・・・
なぜかNHK朝ドラの「ちむどんどん」が頭に浮かんで
ドラマの主人公の「暢子」と小説の「芦川さん」がダブってくる。

おいしいものを食べてもらうことが他人を幸せにする!!
と決めつけている目線がダブる!!

小説のほうはあっという間に読めるシンプルなストーリー。
殺人があるわけでなく
他人をおとしめるような「悪人」が登場するわけでもなく

「あぁいるようねぇ・・・こういう人・・・」という感じ

いつも口角上がっていて、お菓子づくりも上手で、
皆に「かわいい」と言われる人

でも・・・気配りができているようで全くできていなくて
「自分だけは特別なんだ」となぜか勝手に思い込んでいて
それでつき進んでいる感じ

朝ドラの「暢子」もそんな感じ

「ちむどんどん」の話はつまらなさ過ぎて
もう描かずにスルーする気でいたけれど
この小説の「芦川さん」にそっくり!

朝ドラ暢子のように
自分が作ったお弁当を彼氏の母親に毎日届けるなんてありえない!!
芦川さんのように
皆、残業している中
一人定時で帰って職場のみんなにスイーツ作って配る女嫌い!!
自分の価値観を押し付けるな!

小説は読後感もモヤモヤで
「芥川賞の選考基準は?」なんていうのも気になって来たけれど

やはりそれも、私にはどうでもいいこと

その本は面白かったかと聞かれたら
「?????」

数十年前、新婚旅行でアメリカに行った帰りの飛行機で
今の私くらいの年のご婦人に
「胃袋をつかんだら旦那さんは絶対に帰ってくるよお幸せに」
と言われたことをふと思い出した。

美味しいものをせっせと作ったら
旦那さんは浮気をしても帰ってきてくれるということだろうけど

本当にそうだろうか?
この小説の二谷さんのように
「食に興味のない人」もたくさんいる

食べることに比重をかけすぎない人生もありだと思う。

私自身もそうだから・・・

毎日、一生懸命料理して
『おいしい!!』を無理強いして連発してもらう主婦よりも
気分が向かない日には
デパ地下、、テイクアウト、そしてウーバーイーツ
たまに気分にあうものを作って食べて
「ごちそうさま」という人生の方が性に合っている。

職場に他人が作ってきてくれたスイーツに
「すごいねぇおいしい」を連発する生活なんて
まっぴらごめん!

無性にカップ麺にお湯を注いで食べたくなってきました

コメント (7)
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