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なぜ心臓にガンはできにくいのか

2018-07-14 10:28:10 | 健康・医療
タイトルの「なぜ心臓にガンはできにくいのか」という解説記事がありましたので紹介します。

胃、大腸、肺、膵臓、腎臓などあらゆる臓器にガンはできますが、心臓ガンというのを聞いたことがありません。これについては私なりの解釈をしていたのですが、若干違いはあるもののたぶんこんな理由だろうという程度の内容でした。

ガンというのは、体の「表面」の細胞が悪性化してできるものです。この場合の表面というのは、外側の皮膚だけではなく胃腸や肺なども管によって外界とつながっているため体の表面といえます。この表面にある臓器は他の刺激を受けやすく、擦れて表面が剥がれたり傷ついたりしやすくなっています。

そのため新たな細胞を作って補っていく必要があり、この過程では既存の細胞をコピーして増やしていくことになります。その際時々「コピーミス」が起こり、正常ではない細胞ができてしまうことがあり、こういったうまく複製できなかった細胞の中にあるのが「ガン細胞」です。

この記載はおかしな部分も多いのですが、基本的にすべての臓器は傷つくかどうかではなく、決められた頻度で新陳代謝をして新しくなっています。特に「表面」という説明は意味がないと思います。

さて心臓にガンができにくい理由ですが、まず第一に心臓は身体の表面には無いことが考えられるとしています。これではやはり表面にない腎臓や膵臓、肝臓もガンになりにくいことになりますが、決してそんなことはありません。

二番目は、心臓の細胞のうち「心筋」と呼ばれる筋肉はあまり増殖しないことが上げられます。増えないものはコピー回数も少なく済むため、コピーミスの可能性も少なく、結果として悪性化しにくくなるとしています。それでも少数ながら心筋細胞をコピーして造る機能はあるため、悪性化する可能性はゼロではないようです。

私はこの心筋細胞が増殖しないのがガンにならない最大の要因だと思っています。心筋は、赤ちゃんの時で来たものがほとんど新陳代謝されずに死ぬまで変わらないという面白い性質を持っています。このように私は心臓がガンにならないのは、この増殖しないためと考えていますが、まだ続いています。

次が心臓は身体の奥に位置しており、保温性の良い環境にあるため温度が高い臓器です。悪性の細胞は高温に弱いため、心臓には悪性細胞が生まれにくく、また悪性の細胞が血流にのって他臓器から送られてきても、心臓に定着つまり転移することが少ないと考えられるとしています。

また心臓はANP(心房性ナトリウム利尿ホルモン)などのホルモンを作っており、これが悪性細胞を抑える作用を持つため、悪性の細胞ができにくく、また転移もしにくいと考えられています。

この文章はどういった専門家が書いているのかわかりませんが、一般の理解はこの程度なのかもしれません。


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