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病気の発症・憎悪をもたらす5大要素

2018-05-16 10:43:41 | 健康・医療
なぜ病気になるのか?その人の体質か、生活習慣なのかという問題について書いてみます。

私たちの体は、単なる細胞の集合体ではなく、遺伝子そのものの特徴に加え、遺伝子や分子の異常をもたらす生活環境も考慮しなければいけないようです。

これらに加え、外部環境と身体をつなぐ役割を果たす5つの要素が、体全体を束ねる調節、免疫、老化に影響を与え病気の発症に大きく関係すると注目されています。

生活習慣病をはじめとする多くの疾患は、遺伝的要因と環境要因の両方が寄与する「多因子疾患」と呼びます。多因子疾患では複数の遺伝子が少しずつ発症に関与し、しかも患者によって保有する発症関連遺伝子の組み合わせが異なります。

例えば、複数の遺伝子に偶然起こった変異の蓄積が、最終的にガンや糖尿病といった病気へつながるのです。実際病気になるまでは長い連続した過程があり、検査で見つかるのはその過程の後半にすぎません。

インフルエンザや肺炎などの急性炎症、感染症以外のほとんどの病気は、ある日突然発症したり診断されるわけではなく、小さな異常が積み重なって異常が指摘されるようになります。

身体は、外界の物理的な刺激や化学的刺激に反応して適応行動をとります。増殖因子やホルモンなどを介して細胞間の情報のやり取りが行われ、これをもとに細胞周期の制御に関わる遺伝子がコントロールされたり、細胞機能が調節されています。これがうまくいかないと病気や生体の老化を引き起こすとされています。

さてその体と外部環境をつなぐ5つの要素ですが、まず一つ目が「糖化反応」です。これは食事などから摂った余分の糖質が体内のタンパク質などと結びついて、細胞などを劣化させる現象です。これは老化現象と密接に関連しているとされていますが、私は必要な糖化反応もあり必ずしも良くない反応ではないと考えています。

次が「酸化ストレス」でこれは多岐にわたって高血圧や炎症などの病気の発生や憎悪に中心的な役割を果たしています。次が「慢性炎症」ですが、これはこのブログでも取り上げたようにDNAの損傷などやはり疾病の大きな原因のようです。

「腸内環境」もよく取り上げられる要因ですが、この改善で老化抑制や感染症抵抗性などの効果があるとされています。最後が「自律神経」で外部環境に身体をうまく適応させるクッションのような働きを持っています。

これらの要素は予防介入が可能とされているようですが、具体的に何をすればよいのかはよくわかりませんでした。病気は治療よりも予防が大切と言われていますが、具体的な方策はあまりないような気がします。

私は寒さを我慢すると体調が悪くなるようですので、その当たりを注意する程度なのかもしれません。

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