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マイアミオープン錦織ベスト4

2016-04-02 10:42:46 | テニス
このところテニスの話題が多いのですが、昨日の錦織の準々決勝は非常に苦しい戦いとなりました。

相手のモンフィスは第16シードとやや格下なのですが、フランス人らしいユーモアもあり、軟らかく長い手足を使った楽しいテニスをするので、応援している選手でもありました。

どうもテニスの選手は上位であっても、相手に合わせたテニスをするような気がします。もちろん勝つためには、相手をどう攻略するかが、毎回違って当然なのですが、それとは異なり攻めてくる相手にはビシビシ行くのですが、守ってくるとこちらも守りのテニスになり、チャンスを逃がすということがあるようです。

ですから楽勝の相手でもやや苦戦してしまう、終わってみると勝っているのですが、もっと楽に勝てるはずという試合となります。たぶんこういう傾向がどの選手にもあり、大きな波乱はこういったところから生じるのではないかと思っています。こういった事がなくどんな相手にも自分のテニスを貫くのがジョコビッチで、そのあたりが王者である条件かもしれません。

錦織も上位選手との試合では、非常に強さを見せ、素晴らしい試合をするのですが、どうも下位選手になると集中力が欠けたりして、思わぬもたつきを見せています。この準々決勝のモンフィスは、そんなプレーをすると負けてしまうと思いながら見ていました。

この試合はコイントスに負けサーブからゲームが始まり、若干嫌な感じがしました。どうも錦織はアップ不足というわけではないと思いますが、開始直後は調子が悪いことが多いのです。この試合もストロークでのミスが出て、簡単にブレークされてしまいました。その後徐々にいつもの錦織になっていったのですが、この序盤でのミスを挽回するところまでできず、結局4-6でこのセットを取られてしまいました。

どうも錦織はこういった展開が多く、はらはらしながら見ています。それでも2セットは速めにブレークし、このリードを保ったまま6-3で取りました。ファイナルセットになり、この調子ならばと思っていたのですが、ここからモンフィスが粘り、どちらもブレークできません。

この昼間のマイアミはかなり暑いようで、先にばててきたのはモンフィスで、ラケットを杖のようにして息を整えたり、休憩時に頭から水をかぶったりしていました。ところが動き出すと頑張り、4-5となったところで0-40とマッチポイントを握られてしまいました。このときは私も負けたと思いあきらめていましたが、驚異のショットで何とかこのゲームを取り、タイブレークにまで行きました。これを何とか取り大逆転でした。

こういった試合でも何とか勝つのは、錦織が強くなった証拠かもしれません。次の準決勝はオーストラリアの悪ガキのキリオスとなりました。

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