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日本人の98%が足りていない最強のビタミン

2025-06-08 10:30:46 | 健康・医療
現在は飽食の時代といわれており、十分栄養がいきわたっている感じがしますが、それでも不足しているビタミンがあるようです。

ちょっと不思議な気がしますが、それがビタミンDとされています。日本人の多くは栄養素の摂取量が不足また過剰であることが、様々な調査から明らかになっています。

カロリーや塩分は必要以上に摂取している反面、タンパク質、食物繊維、カリウム、カルシウムなど、大切な栄養素は足りていないようです。中でも注目されているのがビタミンDです。2023年には日本人の98%は足りていないという調査結果が発表され、話題になりました。

ビタミンDといえば骨を丈夫にする栄養素くらいの認識しかないと、事の重大性はなかなかわからないかもしれません。ビタミンDには、骨を丈夫にするだけではない、超高額な処方薬をも凌駕するすごい効能があります。

足りない状態を放置するのは、人生にとって大損失のようです。そもそもビタミンとは、(1)人間が生きていく上で不可欠な栄養素のうち、体にとっての必要量は微量ながら、(2)体内で合成することができない、もしくは必要量が合成できないため、食品から摂取しなければならない栄養素を指します。

つまり食べ物であれサプリメントであれ口からとる栄養がビタミンなのです。ところがビタミンDに限っては、食事として口から摂取しているのはわずか1~2割程度にすぎず、必要量の8~9割は日光(紫外線)にあたることによって皮膚の下で合成されます。

そのうえビタミンDを多く含む食品も非常に限定されているため、現実問題として十分な量を食品から補うのは困難です。1日に必要なビタミンDは、夏季なら顔と手の甲を5分~8分程度日に当てれば合成できます。

ただし冬季は地域差が大きく、沖縄は10分ちょっと、関東は40分、北海道では140分近くかかるようです。これは子供や男性の話で、紫外線は美容の敵が常識となっている昨今、年間を通して肌に一切光を当てない女性は少なくありません。

しかも最も効率よく摂取できるといわれる干しシイタケでも、最低限必要とされる目安量をとるには、毎日2分の1袋(50g程度)を食べなくてはなりません。サケの切り身なら1枚で足りますが、あまりにも選択肢が少なく長続きするとは思えません。

そんなわけでビタミンDは厳密にはビタミンと呼べず、ホルモンに近いのかもしれません。ヒトはそれでもビタミンD不足にはなっていないようですので、それほど気にする必要がないビタミンなのかもしれません。


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