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錦織 決勝進出ならず

2015-08-17 10:25:37 | テニス
カナダのロジャーズカップの話を書きましたが、残念ながら錦織は準決勝でマレーに敗れ決勝進出はなりませんでした。

しかしこの大会準々決勝でナダルと対戦しました。元世界1位でケガや病気からやや順位を落としてはいますが、錦織は過去7連敗と一度も勝っていない相手です。ゲームが始まると、ほぼ互角の打ち合いになっています。ナダルはそれほど速いサーブではない物の、ストロークになればエッグボールとか形容されますが、強いスピンがかかり急激に落ちて跳ね上がるボールを武器に主導権を握る展開となります。それを錦織は高い打点から強いボールを打ち込み、ミスがほとんどなく入っていました。これでナダルがやや焦ったか、めったにないダブルフォルトから錦織がブレークしました。しかも錦織のサーブもよく、付け入るスキを与えませんでした。このセットはなんと2回のブレークに成功し、6-2で取ることができました。

見ている方は、これならば勝てそうという気持ちと、ナダルがどこかで盛り返すのではという不安が入り混じっていました。それでも2セットに入ると、1ゲーム目はナダルにキープされたものの、次から4ゲーム連取し圧倒的に有利になりました。ところがここからナダルの反撃が始まり、早い段階から叩いてくるようになりました。それにつれて錦織の1stサーブが入らなくなり、ブレークされてしまいました。それでも錦織はまだリードしており、5-4でサービングフォーマッチとなりました。これは本当に緊張して見ていましたが、何とかキープし6-4で勝つことができました。これは本当にすごいことです。ナダルがまだ復調していないことや、錦織が非常に良かったとはいえ、ナダル相手にストレートで完勝できたわけです。

そこで昨日の準決勝マレー戦も期待して見ていました。ところが最初の錦織のサービスゲームで、1stサーブが全く入りません。2ndになるとマレーはコート内まで入って打ってきますので、対応できないことが増え、いきなりブレークされてしまいました。しかし次のゲームでブレークバックして、対に戻したのですが、だんだん錦織の動きが悪くなってきました。結局このセットは6-3で取られてしまいました。

2セット目に入ると錦織がどんどん動けなくなり、全くサービスゲームがキープできず、最後のゲームはボールを追うこともせず、観客からブーイングが出るほどでした。結局このセットは6-0と手も足も出ず負けてしまいました。
後からのコメントでは、錦織は1セット目の後半から下半身に痛みが出たようです。これはどこかの故障か、疲労の蓄積によるものか分かりませんが、やはりスケジュールがハードすぎたようです。今日から次のマスターズが始まりますが、錦織には棄権してゆっくり休んでもらいたいものです。

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