一人

2012-02-16 | 日記
遊園地って場所に行くのは嫌いやった

一人で乗り物に乗り連れてきてくれた大人に手を振り笑う

ちゃんと育ててあげてるでしょう~って・・・・そんな思いを感じてしまう

かまってあげてるでしょ~って感じてしまう・・・嫌なガキだよね

育ててくれてる人にガキなりに目一杯気を使ってるそんな自分が嫌いだったのかも・・・

負い目をひしひし感じてるガキだったのかも・・・

他人に対して気持ちを開く事が今でも上手やない

楽しい事をちゃんと楽しめない事が多々ある・楽しめない事を恥じてる事が嫌だ

一人と遊園地に行った

ジェットコ~スタ~に乗った

観覧車にも乗った・メリ~ゴ~ランドではキスもした

おじさま達では味わえない楽しみを知った気がした・・・笑う事が自然に出来た気がした

昼・日中・お日様を浴びる心地よさみたいなもんを感じた

一人は無口だった・・・

             私も喋るのは苦手だった

話す言葉よりも感じれるものを信じたから・・・身体が一番御喋りやったから・・・

一人は私に伝える事が出来た・言葉を心に伝えてきた

感じてる気持ちを共有出来てる気持ちになれた

御喋りな私の身体を無口にさせたのも一人だった

同じベッドで寝ていても互いの身体を寄せ合うだけで無邪気に眠れた

一人の寝息を耳を澄ませて聞くのが好きだった

一人は背中から身体を絡ませるのが上手だった・背中を預ける心地よさを教えてくれた

一人に背中を預けたままでお湯に浸かるのが大好きだった

互いの体温でお湯が冷えていくのを味わうのが好きだった

ひとつ年下の一人。私は22歳だった