昨夜からの雨で、雪もすっかり溶けてしまいました。
風も強くて、眠れないので夜更かししてネットで映画鑑賞です。
観たのは、2000年作「エンド・オブ・ザ・ワールド」、以前の1959年作「渚にて」のリメイク版です。
核戦争後の人類が滅亡するまでのゆったりとした切ないストーリーです。
50年ほどで世界の危機的状況は根本的には変わっていない。
いや、核兵器の規模はもっと悪くなっている。
変わったのは、通信手段がモールス信号から、電子メールに変わったくらいだ。
私の中学生の頃、不良っぽい方々が、放課後に技術家庭室で懸命に何か作っている。
何をしているのか聞くと、他校になめられないために、修学旅行に持っていくナイフを作っているという。
鉄板から研いで作っているのだ。
使うつもりもないのにスゴイ努力だ。
世界の軍事力競争もこの中学生と同じレベルだ。
使うつもりはなく抑止力といいながら、必要以上に力を注ぎ込んでいく。
幕末の薩英戦争の頃のイギリスの政治家、ジョン・ラッセルいわく、
「将来の戦争は勝利に終わるのではなく、
人類の滅亡に終わることになるだろう。」