HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ハクモクレン(白木蓮)

2018-03-04 | 【独り言】

自分のページに受け売り情報を並べ上げるだけならまだしも
殊更専門用語を並べて他人様のページにコメントして説明したがる人がいる。

挙げ句に、画像の写真的な解説までして、覚えないと良い写真は撮れません…と来る。
構図や露出や交換レンズ等々、覚えることが山ほどある。
覚えなくてもカメラが撮ってくれる写真は山ほどある。

初めての人にあれこれ言ったところで無理なことだ。
カメラもパソコンの習得と同じで、必要な部分だけ覚えておけば良い。
要らない機能、要らない使い方、要らない知識、その選択は難しいのだけれど。

花の名前も同じだと最近思えるようになってきた。
花の構造や各部位に付けられた専門的な用語も覚える必要は無い気がする。
ただ少し詳しく花の仕組みを覚えたい人は、少しずつ覚えれば良いだけだ。
それでもモクレンとハクモクレンは違うし、コブシとも違う。

どこがどう違うのかわからなくても違っていることだけは事実だしそれだけは覚えたい。
難しい専門用語など覚えなくてもいいけれどコブシとモクレンは混同してはいけないとは思う。






(2018.02.05 明石西公園)


▲ ハクモクレンの頂芽は、大きい方が花芽、小さい方が葉芽。
最初は堅い芽鱗に包まれていて、しばらくすればその芽鱗が取れて芽が出てくる。▼

▲ 芽を包む鱗状のものを芽鱗と呼んでいるのだけれど、ハクモクレンでは鱗では無く産毛。
それでもこれを芽鱗と呼んでいる。▼



▲ 芽鱗は3組、一つ目が取れると葉芽が姿を表す。
その下にあるのも葉芽、葉痕が見える。






ハクモクレン(白木蓮)
モクレン科モクレン属 Magnolia heptapeta(=Magnolia denudata )
須磨のハクモクレンの木には「モクレン科 モクレン 
Magnolia heptapeta Dandy」の表示がある。
これはハクモクレンの標準学名で、
Magnolia denudata Desr.が ハクモクレンの異名(synonym)だから
植物園でもこのような「間違い表記」は普通だと認識した方が良い。
ただ、モクレンの白と紫の二種類を区別しない時には、いずれも「モクレン」で構わないのかも知れない。
ハクモクレン(白木蓮)に対してのシモクレン(紫木蓮)だそうだから。

(2018.02.05 明石西公園)


ハクモクレン冬芽図解

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サラサレンゲ→サラサモクレンハクモクレン
コブシの花の構造コブシの果実


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