(2011.08.07 大明石町)
ツユクサ、露草。
誰でも知っているから安心して話せる。
ツユクサの色水は水色。
昼過ぎに萎んだ花を集めて…なんて今はしないだろう。
アサガオの色水も幾つも作った。
白いアサガオの色水は何色だっただろう…。
普通、一つの苞からは三個花が咲く
これは三個とも果実が出来ているが、時として雌しべが備わっていない
不稔の花は雄性花、つまりは他花に花粉を供給するだけのものもある
上の画像では全部に雌しべが備わっていた…と言うことになる
真横から見ると、左側にも花が咲いた名残がある
二段に咲く(下の画像参照)のだが、不稔の雄性花だ
今朝咲いた花はしっかりと雌しべが見える
同時に二つ咲いている
二つの花はいずれも雌しべが備わっているのだけれど
花柄(?)の長い方には子房がなく、つまりは果実が出来ないということ
花茎が長いのは、下の花を邪魔しない為か?
それとも昆虫を呼び集める為に花弁を多く見せる為か?
(2011.08.03 松江)
花茎の長い花に果実
種子が含まれているモノかどうか未確認
二段に咲く花は、不稔の雄性花と稔性のある両性花…と説明されている
栄養繁殖出来る上、花を幾つも咲かせて種子を作るツユクサ
不稔の花を咲かせてでも、確実に昆虫を呼び寄せる魂胆を持っているのだろう
(2011.08.08 松江)
☆
(2011.08.14 大明石町)
☆
どこにでも咲いている
だから少し違った見方をすれば、幾らでも遊べる
色違いや種類の違いばかりが花探し…と思わなければ
ツユクサ一つで一夏遊べますね…
須磨離宮植物園でそんな話しをしている
ツユクサ(露草)ツユクサ科ツユクサ属 Commelina communis
(2011.08.26 須磨)
今年のツユクサ 1 2 3 4
☆
【幾つかのツユクサ】
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ツユクサ詳解
もっと詳しく観察してみればこのように花柄が長くなっていたのだと思っています。
同じ場所で見たもうひとつの花も上の方に咲いたと思われる柄がついているのでふたつ咲いていたのでしょう
着眼点が乏しいことを実感させていただきました。
雌しべのあるなしや雄しべの様子などもこれからの題材としてのんびり観察していこうと考えています。
それにはもっと気合を入れて写真に残さなければ!
こっちが先かな!
花そのものの構造だけでも充分面白いし、花粉レベルまで顕微鏡写真を駆使して…などは
学者にお任せして、素人は自分の興味の範囲まで手を広げてお終い…が長続きのコツでしょうね。
ツユクサ一つでひと夏、何年か前に競って遊んだことがありました。
そこから、各パーツの役割を覚えたりもしましたから、撮る画像も少しずつ変わりました。
植物観察の眼は、そのまま画像の捉え方にも生かされると思っています。
のんびり、ゆっくり、ご自身の範囲で…ですね。