灌漑用水路横には普通に広がっていたジュズダマも
水路がコンクリート製になって以降は広がる場所を失った。
それでも時折畑の脇などに名残はある。
無くなって行くのは人様が次々と便利を求めるからだろう。
だから細々とでも残っているのは、せめてもの…だろう。
▲ 三つある雌小穂の外に出ている一つは萎れ始めている。
入れ替わって雄花序が伸び他花に花粉を撒いている。▼
▲ 後に「ジュズダマ」となる苞葉鞘(苞葉が変形したつぼ)から残りの雌小穂が少し顔を出している。▼
(2018.07.27 林崎町)
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▲ 黄色い葯は、花粉を出し切ると橙茶色になってゆく。▼
(2018.07.21 林崎町)
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ジュズダマ(数珠玉) イネ科ジュズダマ属 Coix lacryma-jobi
(2018.07.18 立石)
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ジュズダマは葉腋に数個の花序がつく
雄小穂と雌小穂があり、苞葉が変形したつぼ(苞葉鞘)に納まった雌小穂群と、突き出した雄小穂群で1つの花序ができている。
雌小穂3個のうち、1個だけがブラシ状の花柱を出す。
2個は退化して結実せず、後に花軸の穴に残る2本のひも状のものになる。
雄花序は柱頭がしおれてから、苞葉が開いて黄色い葯がぶら下がる。
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今年のジュズダマ 枯れ野のジュズダマ
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