HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

シンテッポウユリ(新鉄砲百合 タカサゴユリ・高砂百合)

2022-08-16 | 夏 白色系

タカサゴユリとテッポウユリの交配で生まれたのがシンテッポウユリ、だとしても
その後に次々と野辺に広がり始めているものは
シンテッポウユリとタカサゴユリの交雑もあり得る…などと説明されると混乱に混乱が重なる。
敢えて名前の違いを殊更に自然に咲いているもの、植栽のものなどと区別するから混乱する。
どこかで線引きをしないといけない訳でもないだろう…と
併記することにして、頭の中だけではない混乱を収めようとしている。
























▲ 上下の画像では、葯の色合い、花粉の色合いがかなり違っている。▼

▲ 花粉が飛び出す直前のおしべ 花糸を挟んで背中合わせの葯は各々が真ん中で割れて花粉を散らす。▼





▲ 同じ場所に咲く花の花粉の色は明らかに違っている。▼



▲ この個体には暗赤紫の筋は見えない。▼









タカサゴユリ
 ユリ科ユリ属 Lilium formosanum
シンテッポウユリ Lilium × formolongi 別名ホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)
テッポウユリ Lilium longiflorum
(2022.08.15 林)

 
▲ 花の姿 細長い花冠とこの赤紫の筋をタカサゴユリとしていた。 
右はテッポウユリとしている花 明らかに葉の様子は違うし花冠は短く太い。▲
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シンテッポウユリ(タカサゴユリ)2022 果実 テッポウユリ(鉄砲百合)2022
昔のタカサゴユリ 昔の交雑種


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2 コメント

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とても難しいです。 (こいも)
2022-08-17 17:44:15
林の子さん
やはりとても難しいです。
たまたま撮った美しい白いユリでしたが、
名前が、?(°_。)?(。_°)?…
初めて撮ったお花です。
特徴も色々で、これほどまでに複雑で難しいものだとは少しも知りませんでした。
雑草の中で美しく綺麗~~~と思ったユリの花。
このお花自体もびっくりしているのではないでしょうか?
わからないこのお花。
タカサゴユリとしてしまいましたが、
「シンテッポウユリとタカサゴユリ」
このような時は「併記すると良い」ことを教えていただきました。
こいもにとっては、すごく嬉しく、大変お勉強になりました。
わからない時は、決めつけないようにしなければと思います。
色々教えていただきまして、ありがとうございました。
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確実なことはわからない。 (林の子)
2022-08-17 19:45:22
たぶんどなたかが確定的なことを言い出したとしても
人為的に交配されたりしたものでさえ、雑種を形成することで微妙に様変わりするのでしょう。
やれ新種だ、珍種だ…と騒がれることも増えて来たようですが
環境の変化も含めて様々に変化している現状ですから
安易な決めつけ方は慎みたいと思いますね。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/14fd2fd08bfa8eb5127ae1b4401dd355
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