高山植物園に入るのは何年ぶりだろう。
六甲周辺に局地的な豪雨が降って、海までの距離が余りない地形故
河川が一瞬にして増水、川遊びしていた人たちが濁流に呑まれて亡くなった。
あの都賀川の惨事があった、ちょうどその日の午後、高山植物園で異常を感じた。
突然冷たい風が吹き、程なく遠雷が響き始め、山ヤの直感で雨になる…と感じて
園を出て間もなく、カンツリーハウス方からのケーブル山頂行きバスに飛び乗れた。
ケーブル駅では下界は真っ白、バスの前も見えない程の豪雨になっていた。
下りは何とか運行したけれど、上りは打ち切られたから良く下山出来たものだ。
そこからは今度は市バスに乗って最寄り駅まで下らないといけない。
バスの運転手も発車を躊躇したけれど、行けるところまでは下ります、と言う事で発車。
途中の神戸大学ではずぶ濡れの学生たちが何人か乗って来た。
駅までは下り勾配がずっと続くために、交叉点ではかなり手前で停車。
JR六甲道駅に辿り着くまで30分近くかかったような気がする。
そんな9年も前の記憶が昨日のことのようにまざまざと浮かんで来る。
ホトトギス(杜鵑草)ユリ科ホトトギス属 Tricyrtis hirta
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シロバナホトトギス(白花杜鵑草 シロホトトギス)Tricyrtis hirta f. albescens
ホトトギスの変種
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キバナホトトギス(黄花杜鵑草)Tricyrtis flava
黄花の突抜杜鵑草(Tricyrtis perfoliata)は尾鈴山固有種
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タカクマホトトギス(高隈杜鵑)Tricyrtis flava subsp. ohsumiensis
大隅半島特産
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キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草) Tricyrtis macranthopsis
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タイワンホトトギス(台湾杜鵑草) Tricyrtis formosana
ホトトギスは葉腋に数個花をつけるが枝分かれはしない。
タイワンホトトギスは枝分かれした先に花を多くつける。
花被片は少し青味かがっている特徴が知られている。
ホトトギス(杜鵑草)交雑種
(2017.09.29 六甲山)
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都賀川水難事故 2008年7月28日に神戸市灘区の都賀川で川遊びをしていた5人が犠牲になった。
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ホトトギス ヤマジノホトトギス 幾つかのホトトギス
天気が良ければ歩くつもりでしたが、遠雷がどんどん近づいていましたのでケーブル下山にしました。
それでもハイキング程度の装備で下山予定のパーティもありました。
雨具は大丈夫か聞きましたが、傘を持ってるから…の返事には唖然としました。
かなりの難行だったでしょう。
やはり天候急変にはしっかりしたリーダーの判断が必要だと感じました。
その都賀川のすぐ横で、女房どのは請われて手話通訳の仕事をしていましたから不思議な縁です。
河川敷で遊んでいた方々には、山の雨の状況や、突然の増水警報など伝わらなかったようです。
大変なことに遭遇していたのですね。
想像するだけでも良くご無事で・・・本当に良かったですね。
局地的な豪雨・・・あっと言う間に水かさが増して恐いですね。
こいもも数年前にゲリラ豪雨と言われていた頃・・・
娘と車に乗っていた時に道路が川のようになってしまい
縁石に乗り上げてしまっている車があったり
もうドライバーは乗っていませんでしたが、、、
雷が轟いてでもまだ大丈夫だろうと
家路についた時でした。
ふたりでいましたからまだ良かったのですが
ひとりだったらこのまま車が止まってしまったらなどと
パニックになっていたかも知れません。
都賀川の悲しい事故…憶えております。
同じ場所に立つとより記憶が甦りますね。
それでもお花は綺麗に咲いて・・・
優しいエールをおくってくれています。