広がり過ぎると良くない噂が飛び交う。
菖蒲が咲いていた筈の場所がこの黄色で埋められてしまった。
だから有害だと言う派と、これもなかなかだ…と言う派がいる。
尤も、日本風の菖蒲の中に黄色では見栄えも良くない。
何処でもそうだろうけれど、増えすぎると有害だと言われる。
藤見池の西側は、完全にこのキショウブだけになってしまっている。
▲ ほぼ一日花、翌日にはしぼんで次の花が咲く。▼
▲ 目立つのは外花被片、萼に当たる部分、▼
▲ 次に目立つのはめしべ、花被片蓋するような位置にある。
その下におしべが隠されている。▼
▲ 花弁に当たる部分はごく小さい、外花被片の間に見えている。▼
▲ 各パーツで一番目立ちにくいのが花びら部分。▼
▲ めしべよりも目立たない小さな花びら。▼
▲ しぼみかける前の花、花びら部分は真っ先にしぼみ始める。
▲ 外花被片を蓋するように覆っているのがめしべ。その下に隠れているのがおしべ。▼
▲ おしべがのぞいている。▼
▲ おしべの花粉が見える。▼
キショウブ(黄菖蒲)アヤメ科アヤメ属 Iris pseudacorus
(2018.05.01 明石公園)
--------------------------------------------------------------
二年前のキショウブ
キショウブ…素敵ですね。
雌しべよりも小さな花弁・・・可愛いです。
雌しべの下に隠れている雄しべ・・・
色々なことが鮮明に良くわかりました。
こいもも先日イチハツを再び見たのですが
花の終わりの頃だったせいか
雄しべの様子を見ることができました。
実際には初めて目にしましたのでとても嬉しくて・・・
やった~そうだったのね~~~^^
思わず声が出てしまいました。
キショウブの小さな花弁も雄しべの花粉も
見てみたくなりました。
ちょうどカキツバタが水辺で咲き始める頃、
風情のあるカキツバタとは違って、目立ちすぎ、広がりすぎるので
そう感じるからなのでしょう。
菖蒲の仲間は、水中、水辺、水のない場所と、それぞれが
咲き分けるので、観察するには一番手頃な花ですから
こうした画像も撮っていますが、広がり過ぎて黄色一色になった場所は正直嫌いです。
イチハツ、カキツバタ、アヤメ、ハナショウブ、シャガ等々、みんな同じ。
花びらに相当する部分がそれぞれに少しずつ違っている…
そう思えば観察のし甲斐もありますね。