HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

キショウブ(黄菖蒲)

2018-05-05 | 春 黄色系

広がり過ぎると良くない噂が飛び交う。
菖蒲が咲いていた筈の場所がこの黄色で埋められてしまった。
だから有害だと言う派と、これもなかなかだ…と言う派がいる。
尤も、日本風の菖蒲の中に黄色では見栄えも良くない。


何処でもそうだろうけれど、増えすぎると有害だと言われる。
藤見池の西側は、完全にこのキショウブだけになってしまっている。


▲ ほぼ一日花、翌日にはしぼんで次の花が咲く。▼

▲ 目立つのは外花被片、萼に当たる部分、▼

▲ 次に目立つのはめしべ、花被片蓋するような位置にある。
その下におしべが隠されている。▼


▲ 花弁に当たる部分はごく小さい、外花被片の間に見えている。▼







▲ 各パーツで一番目立ちにくいのが花びら部分。▼



▲ めしべよりも目立たない小さな花びら。▼




▲ しぼみかける前の花、花びら部分は真っ先にしぼみ始める。



▲ 外花被片を蓋するように覆っているのがめしべ。その下に隠れているのがおしべ。▼

▲ おしべがのぞいている。▼





▲ おしべの花粉が見える。▼

キショウブ(黄菖蒲)アヤメ科アヤメ属 Iris pseudacorus
(2018.05.01 明石公園)
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二年前のキショウブ


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2 コメント

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小さな花弁 (こいも)
2018-05-06 01:16:38
林の子さん
キショウブ…素敵ですね。
雌しべよりも小さな花弁・・・可愛いです。
雌しべの下に隠れている雄しべ・・・
色々なことが鮮明に良くわかりました。
こいもも先日イチハツを再び見たのですが
花の終わりの頃だったせいか
雄しべの様子を見ることができました。
実際には初めて目にしましたのでとても嬉しくて・・・
やった~そうだったのね~~~^^
思わず声が出てしまいました。
キショウブの小さな花弁も雄しべの花粉も
見てみたくなりました。
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有害?? (林の子)
2018-05-06 08:31:43
どこに咲いていても、キショウブには有害だ…の言葉がつきまとうようです。
ちょうどカキツバタが水辺で咲き始める頃、
風情のあるカキツバタとは違って、目立ちすぎ、広がりすぎるので
そう感じるからなのでしょう。

菖蒲の仲間は、水中、水辺、水のない場所と、それぞれが
咲き分けるので、観察するには一番手頃な花ですから
こうした画像も撮っていますが、広がり過ぎて黄色一色になった場所は正直嫌いです。
イチハツ、カキツバタ、アヤメ、ハナショウブ、シャガ等々、みんな同じ。
花びらに相当する部分がそれぞれに少しずつ違っている…
そう思えば観察のし甲斐もありますね。
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