HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ナズナ(薺)

2019-12-31 | 冬 白色系

ナズナが春のように広がっているキャベツ畑。
次々と三味線の撥も弾けて種子が零れている。


▲ 混み合って咲きすぎている。▼



▲ ナズナもアブラナ科、花弁は4枚、真ん中に柱頭の目立つめしべが1個
おしべはめしべを取り囲んで4本と、少し離れて左右に2本
。▼






▲ 花は茎頂に蕾をつけて上に咲き上がる。花序は散房花序。
その為に花柄は左右に広がり、果実が出来る頃にはかなり間延びした姿になっている。▼

▲ 風に揺れ、他の果実にぶつかって「撥」は左右に分かれて種子を零す。▼

▲ 未熟な果実は緑色を残しているが、種子が透けて見える。▼



▲ 果実が左右に割れて、後に乾燥して白くなる薄い膜の両側に種子が集まっている。▼



▲ 混み合って育っているから、未熟な果実は少しの刺激でも割れる。▼









▲ 左右に分かれて落ちた果殻と種子の後には、白く薄い膜状のものが残る。
この両側に種子がついていた。▼





(2019.12.23 松江)

ホトケノザが咲き、タネツケバナが咲き、ナズナが揺れている。












ナズナ(薺) アブラナ科ナズナ属 Capsella bursa-pastoris
(2019.12.16 北王子町)
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今年のロゼット・幼苗 秋の花 冬の果実 冬のナズナ 春のナズナ


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2 コメント

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たくさんのナズナ (こいも)
2019-12-26 09:30:32
林の子さん
こちらではたくさんのナズナがありますね。
お花の一つ一つがとても美しいですね。
その美しい花弁の中から見えてくる果実が何とも素敵です。
三味線の撥のような果実の色々な姿が
手に取るように...良くわかります。
このように弾けるのですね。
左右に分かれて落ちた果柄・種子…
最後に残る果柄の一部(白い膜状のもの)までが愛おしくなりました。
見れば見るほどに素敵なところがいっぱいですね。
ありがとうございました。
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自分のフィールド (林の子)
2019-12-26 12:22:27
自分のフィールド、などと言うとそれは珍しい種類を求める人たちの用語のようですね。
そんな場所など私には不要で、撮りたいものが自分勝手に撮れる場所だと思っています。
秘密にしないといけないような場所もあるのでしょうが、これも無縁。
あっ、面白そうだから自分の知っている場所で撮って来よう…とまあ、
気兼ねなく足を運べる場所があると良いですね。
ありふれたペンペングサも、見どころは幾つもある様です。
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