HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

コハコベ(小繁縷)

2018-02-10 | 【独り言】

コハコベは在来種ミドリハコベを駆逐?している侵略的外来種。
春の七草に詠まれている「ハコベラ」はハコベの事であり、在来のミドリハコベを指す。
両者の繁殖環境は類似しているが、外来種は乾燥した空き地にも広がる。
コハコベは花茎、茎が赤紫色を帯びる…確かにそうだけれど
ミドリハコベにも同様のものが散見されると書かれ、画像も裏付けされている。

コハコベの葉は小さく、茎は赤紫色を帯びる…
外来種よりも在来種の方が広がっているのにコハコベをハコベとするのはおかしい…。
等々、事細かな文章表現がネット上で飛び交っている現実。
確かにそうかも知れないと思いつつも、何年も過ぎると二つの区分が必要なのか…とも考えてしまう。
時には、利用者はコハコベの種子にある突起は半球形、ミドリハコベは円錐状
この同定でなければ意味が無い…とまで書かれていたりもする。
ここまで細かくなってくると素人判定など無理な話…と考えるのが良いのだろう。

と、愚痴を零しながらも、今日撮った松江の二つの野菜畑に広がっていたものを
別物として上げようとしている。
見た目では別物に見えるから…その程度の理由だ。




▲ 右下に果実、種子の突起を12倍ルーペで確認はした。































コハコベ(小繁縷)
ナデシコ科ハコベ属 Stellaria media
ミドリハコベ(緑繁縷) Stellaria neglecta
同じ日に撮ったコハコベとミドリハコベ。
見た目での違いだけでは区別出来ないから種子の突起で確認…らしい。
ミドリハコベには「円錐形」の突起、12倍ルーペで見ると確かにそのように見えるし
このコハコベではそこまで突起部は見えない。

(2018.02.08 松江)


今年のミドリハコベ
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今年のミドリハコベ  去年のコハコベ



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