ツルボ、蔓穂。
軒先に列を作って伸びている図は何度か見かけた。
ちょうどタマスダレなどと同じような広がり方だ。
不思議だけれど、宿根性の野の花はそのような広がり方で人家の近くに住んでいる。
野草という名で呼べないのは、人との関わりが強いからだし、
雑草とは言いがたい花たちは、少しだけ区別されて庭の隅や道路脇で生きている。
このツルボは、須磨離宮公園の梅園のスロープに夏の終わり頃出て来る。
そこに足を踏み入れる人は殆どないし、草刈りの対象にはなっても芝生地とは違って、
適当な長さで刈り取られる程度だから、ツルボには絶好の繁殖場所になっている。
(2011.08.26 須磨)
(2011.08.31 須磨)
☆
ずいぶん広がった。
夏に咲き始めた花は先端まですっかり咲き上がって果実が出来はじめている。
ツルボ(蔓穂) キジカクシ(←ヒアシンス、ユリ)科 Scilla scilloides
シラー(スキラ)属は、APG植物分類体系ではユリ科からヒアシンス科、現在はキジカクシ科に移動している。
(2011.09.24 須磨)
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