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コメヒシバやアキメヒシバも出て来る季節。
それでもまだまだメヒシバは広がっている。
メヒシバの稈は普通は8本程度、これは途中で分かれている部分の5本を加えると15本。
少し違和感があるのは、メヒシバに普通の葉鞘部分の毛はないこと。
それでも小穂は被針形、先は尖っている。
(2016.09.14 林)
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さすがに広がり続け、伸び続けていたオヒシバ、メヒシバ、エノコログサは
そろそろ緑を失って茶色くなって来た。
メヒシバの茶色は絵にならない…と、残っている緑のメヒシバ(の根元部分)を撮る。
暫し、茎の部分を観察している。
葉鞘部分には目立つ毛、葉舌は少しだけ伸びている。
葉は基部に近い部分だけ縁が波打っている。
葉鞘を押し出すようにして、節の部分から新しい根が出始めている。
地面に届いていないけれど、節間から根を出している。
(2016.08.20 江井ヶ島)
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手当たり次第にイネ科。
その内しっかりとした区別がつけられる…だろう。
そう思いながら、間違うことがないからとオヒシバ、メヒシバを撮っている。
誰も咲いている…とは思わない花が咲いている。
イネの花同様、めしべは撮りにくい。
咲き初めは白だっためしべは、風に揺れるおしべの花粉を貰って赤紫になる。
葯が割れて花粉を出し終えたおしべは、やがて茶色に変色する。
(2016.07.31 林崎町)
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花序は一点ではなく途中からも出ている。
コメヒシバはほぼ一点から花序がでる。
葉縁は基部に近い方では波打つ。
メヒシバ(雌日芝) イネ科メヒシバ属 Digitaria ciliaris
(2016.07.26 林)
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開花直後のメヒシバの花 アキメヒシバの小穂
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メヒシバ アキメヒシバ コメヒシバ
イネの花が稔って米ができる、だったら同じようにシバ類にも咲くと思えば、見るでしょうか。
確かに気がつかないものがまだありそうですが、気がつくと撮っておきたくて動けなくなりますから困ったものです。
こんなに美しい色と形。
ルーペを持って出かけてみます。